運動会あれこれ
大学院に行っていますが、原籍校の運動会には顔を出します。
そんな中で思ったのですが、若い体育主任にうまく伝達されてない技術がある・・・!かもしれない。
私自身はずっと情報教育畑で経験を積んできたので、体育主任周りの仕事を手伝ったのは若いころだけなんですが、そのころ教えてもらった技術で、伝わってないものがあるっぽい・・・。
人手不足とか、偶然教わる機会がなかったなかったなどの理由かとは思いますが、私も体育畑じゃないということで、知っているのに積極的に広めてこなかったことに責任を感じます。
そこで、いくつか運動会の時に役立つ小技をお伝えします。
運動会当日の朝、運動場にたまった水を抜く方法
よくスポンジとかで水を吸い取りますが、その前にあることをすると効率が増します。
それは、ペグや鉄杭などで、水たまりの中央の地面に深めの穴をあけておくということです。
こうすると、地面の奥の方に水がしみこみやすくなって、水たまりがなくなりやすくなります。スポンジ吸水と合わせて行うと速いです。
だから、運動会前日夜に雨が降って当日朝に水たまりがある場合には
1.水たまりの中央にペグなどで穴をあける。
2.スポンジで吸水する。
3.表面が滑るようなら砂をかける
この手順で効率的に水たまりをなくし、運動場を使用可能状態にもっていけます。
フライングを減らす方法
徒競走のフライングは定刻通りの進行を遅らせる原因になります。
そこで、フライングが起きにくいスタートの合図のかけ方があります。
「位置について」の後に「用意」を言わずにピストルを鳴らすのです。
「位置について」の言い方も「位置についてッ!」と、鋭い感じではなく「位置についてえー」とはっきりしつつも少し間延びした感じにすると、子供がフライングしにくくなります。
「用意」の声を掛けると、子供が前傾姿勢になって重心を前にかけるので子供の筋力では保持しきれずに足が出てフライングしてしまうのですね。なので、不用意に重心を前に傾けないように上記のような合図の仕方をします。
表現ダンスを指導する際の工夫
表現ダンスを指導するとき、カウントで教える人が多いようです。
大人にとってはその方が正確に動きをとらえやすいようですが、動きがイメージしずらい子には難しく感じてしまうようなのです。
だから、表現ダンス指導の際は、リズムに乗った短い声掛けを大事にします。
たとえば「右から回ってグルグルパッ!」「左手挙げてピョンピョンピョン!」という感じで、動きをイメージしやすい言葉を曲にのせて伝える方が、分かるという子が多いです。
マイクが拾う風の音を軽減する方法
マイクを屋外で使うと、風が強いときは「ボオー」とか「ゾボボ」とか風の音が入ってしまいます。
そういう時は、マイクにカバーをつけてやると、防止することができます。専用のマイクカバーも売っていますが、けがの治療用ガーゼとかでも十分です。ワイヤレスマイクって、マイクカバーが付属していないものが多いので、意外に知らない人が多いんですよね。
とまあ、いくつか運動会準備に関することでのちょっとした小技でした。