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Once Upon a Time in Hollywoodの感想

劇場公開時に映画館で観た『Once Upon a Time in Hollywood』がApple Movieでセール価格(¥1,324)になっていたので、映画館で観た当時の個人的レビューを掲載します。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019)』(監督 クエンティン・タランティーノ)

感想

タランティーノにしては序盤から中盤そして終盤間際までずーっとローテンションのまま(だが全く飽きさせない)続いて、ラストでいつもの少しグロくてB級感のあるアクションで一気に加速。
*日本の配給会社が煽る「ラスト13分で映画史が変わる!」というのは誇大コピーで鑑賞後だとやや興醒めする。

2時間以上に渡って、特に大きい事件らしい事件が起きるわけでもなく、リックとクリフの生活と仕事を描いていくんだけど、流石はタランティーノの脚本、どのシーンも面白い!ディカプリオとブラッドピットの演技も素晴らしいし、コミックとシリアスのバランスが気持ち良くて、ずっと観てられる。

『イングロリアス・バスターズ』のノリに近い感じだから、あの感じが好きな人はこの作品も好きだと思う。『パルプ・フィクション』や『ヘイトフル・エイト』とは違う方向性。ちなみに、『イングロリアス・バスターズ』の第1章は “Once upon a time... in Nazi-occupied France.”で始まる。

あと、リックがずっと咳き込んでいる伏線はエンドロールで回収されててクスッとした。「レッド・アップル」ね!

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タナカケンスケ(プロ予備校講師(英語)・映像字幕翻訳家)
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