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特別支援学校の体育「武道」は何をしている?
こんにちは、チームシンヤです!
今回は、特別支援学校における体育「武道」についてお話していきます。
多くの学校では、1・2月ごろに「武道」をしているのではないかと思います。
私の中学校では柔道、高校では柔道or剣道を行っていました。
今回は、武道シーズンと言うことで特別支援学校の例を紹介します。
学習指導要領では「相撲」
特別支援学習指導要領解説総則等編では、武道に関しては「生徒の実態に応じて、相撲等適宜取り扱うこと」とされており、相撲が例示されています。
実際、多くの特別支援学校で相撲が取り入れられています。
普通校では柔道が多いと思いますが、運動制限や機能制限がある子供でも取り組みやすいのは相撲なんですね!
武道をする意味・得られる効果
特別支援学校では、武道はいなくてもいいのではないか?と考える方もおられると思います。
しかし、武道でしか得られない効果があります。
礼儀を重んじる
武道には「礼」の精神があります。
勝っても負けても「礼」をしっかりするという日本伝統の精神を磨くには武道がうってつけだと思います。
心技体を鍛えることができる
武道では心技体を必要とします。
心・・・礼の精神、伝統
技・・・駆け引きをする技術、体をうまく使う技
体・・・体力、足腰の力
この3者の協調が生まれたときに力を発揮することができます!
指導例・実践例
私が武道の授業をしていて効果的だった指導法について紹介します。
・跳び箱押し相撲
跳び箱を両者の間に挟み押し合います。
跳び箱が滑るように、跳び箱の下にフェルトを貼っています。
私の学校では、気管カニューレの生徒や車いす・ウォーカーを使っている生徒もいるので、身体接触を避けた相撲をしています。
跳び箱の1段目が外れそうになる時もありますが、それ以外は安全に楽しく相撲ができています!
ただ、駆け引きは生まれにくく、力が強い生徒が勝つ傾向にありますが、いい意味でとらえると普段活躍しにくい体の重い生徒でも活躍する機会になっています!
・行司役の教員を作る
行司を教員がするとめちゃくちゃ盛り上がります(笑)
「○○相撲協会からきた○○行司です、○○先生ではありません。」これは鉄板でウケます!
また、行司の掛け声を本格的にすることで、より本物に近い相撲をすることができます!
烏帽子、軍配は簡単に作ることができます!!!
まとめ
今回は、特別支援学校における「武道」の話をしてきました!
結果的に「相撲」が簡易化されたルールを作りやすい、対応できる点から実施する学校が多いです。
ただ、柔道・剣道・空手の専門の先生がいる場合は、そちらを選ぶのが好ましいと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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