障害・障がい・障碍の表記について
こんにちは、チームシンヤです!
今回は、「しょうがい」という言葉の表記についてお話をします。
一般的な考え方と持論を特別支援学校教員・パラスポーツ指導員の立場から書かせていただきます。
歴史的な変容
まずはどのように変わっていったかです。
最初は、「障碍」が使われ始めました。時期としては明治時代です。
その後長らくは、「障碍」という表記で使われることとなります。
次に、「障害」という表記が出てきました。
これは、社会的に「碍」という漢字に疑問が出たことが起因です。
最後に、「障がい」という言葉が出てきました。
これは、「害」ではないという障害者の意見から浸透してきています。
それぞれの意味や使われ方
次に現代における使われ方についてお話します。
・障碍
最も歴史がある言葉ですが現在ではどとんど使われてはいません。
理由としては、仏教の言葉であり医学的な意味が強いからです。
昔は医学の考え方を大事にしていましたが、先進国となった今では、社会的な側面も言葉に求めるようになり、偏った表記は避けるようになりました。
また単純に、「碍」の漢字が常用漢字でないのも理由だと思います。
・障害
現在一番使われている表記です。
国際的な条約や国内法において、「障害」という用語が統一的に使用されていることが多く、国際的な整合性を取るために「障害」が採用されるケースが多いです。
・障がい
「害」の表記がそぐわない考えのもと近年生まれた表記です。
一部の自治体や団体では「障がい」の表記が使われています。
「害」という漢字を使わないため、見たときにやわらかい印象を与えると感じます。
私の考え
私としては、特に理由がなければ「障害」という表記でいいと思っています。
なぜならば、仕事や活動上多くの障害のある方と接することがあり、その時に興味半分で聞いたところ、ほっとんどの人が気にしてないからです。
そんなことよりも、障害者が生活しやすい社会のために話し合ってほしいと笑っておられます。
もちろん障害者の方で、「障がい」の表記を訴えている方には配慮が必要ですが、国際的な条約や国内法において使われている「障害」の表記で怒る人は滅多にいません。
まとめ
今回は「しょうがい」の表記についてお話していきました。
社会的な問題・課題なのでいろいろな意見があって当然だと思います。
しかし、障害者のために議論をしても、その障害者たちに還元がなければ何の意味もありません。
本当に彼らが困っていることに対して議論を進めていきたいと私は考えます。
また、「しょうがい」の表記よりも障害者が怪訝にする言葉を知っています。次回はその言葉についてお話します!
今回も読んでいただきありがとうございました。
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