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褒め上手なアメリカン達
欧米のアニメ好きに日本語を教えているオンライン日本語教師の日常。
先生は、25歳に見えます!
what’s⁉️
こんなことを平然と言ってのける20代のアメリカ男子に、どうやってリアクションとっていいかわからなくなった39歳の夏。
これが、日本人の20代男子が言った言葉なら
いや、そんなこと言われても…何も出ないよ!
とか言ってしまうところだが、アメリカ人の生徒さん達は、本当に自然に、さらっと褒めるのである。もちろんこの男子だけではない。
先生の今日のピアス、めっちゃかわいい、好き❤️とか
Tシャツイケてる!とか
髪色最高ー!とか
(全部完全に意訳)
たくさんの生徒さんが褒めてくれる。日常生活であまり褒められることがない私は、恥ずかしいなぁ〜と思いつつも、それがすごく嬉しくて生徒さん達には感謝している。
しかも、これは会話に限った話ではない。
私の登録している言語学習サイトの先生のプロフィールには、生徒からの評価欄がある。
もちろん私のプロフィールページにもレビュー欄があるのだが、そこには、私への褒め言葉が死ぬほど書いてあって、まるで褒め言葉辞典のようだ。(実際私は彼らのレビューを読み、新しい褒め言葉のボキャブラリーを知った。)
あまりにも恥ずかしいのでここには書かないが、とにかく読めば、ニヤニヤが止まらない。褒められすぎて死にそうだ。
自信がなくなった時は、まずこの評価を読んで、
「私は大丈夫!こんなにも評価してくれる人がいるじゃないか!」と自己肯定感をあげる。これは、もはや処方箋だ。ありがたやありがたや。
それを読んで気づいたことは、英語には気軽に褒める言葉が日本語より多いということだ。
greatのような一言でパワーがある褒め言葉だって、amazingとかfantasticとか、もう数え切れないくらいある。でも日本語だと、「すごい」「素晴らしい」「最高」くらいしか、パッと出てこない。もちろん色々あるけど。大体少し長くなる。
日本語は、気軽に相手を褒める言葉がもっと生まれてもいいのかもしれない。
最初の頃は褒められても、恥ずかしくて、
いやいや、そんなことないよ!
みたいなリアクションをとっていた純ジャパニーズの私だが…3年が経ち最近はアメリカ人に褒められたら、全力でありがとうと言うようにしている。そして、相手が褒める前に相手を褒める技も(アメリカ人には及ばないが)身につけた。
これはけっこう日常生活にもいい影響を与えていて、会った友人などに会ってすぐ軽く褒めることで話した相手も笑顔になるし、自分もそれを見てハッピーになるとわかった。
日本から一歩たりとも出なくてもアメリカ人の美徳に触れられるのは、オンライン日本語教師の醍醐味だと思う。おかげでいい感じにアメリカナイズされた気がする。
きっと、今、先生は25歳に見えますと言われたら…
ほんと?嬉しい!ありがとう❤️
てドヤ顔で言えるかもしれない(笑)。