
GWの集大成 自由進度の反省
前回 算数の反省
前回の記事より、自由進度をやって子どもたちからもフィードバックをもらった。
・友だち同士で教え合えるのが楽しい。
・一方的な授業でなく、友だちと話し合いながら進められるので楽しい。
・わからないところをすぐに聞けるのが良かった。
・グループが男子ばかり、女子ばかりに固まってしまっていたから、
先生が決めてもいいと思う。
・先生が教えるのも大切だと思ったから半分半分が良い。
・算数が得意な人をグループに一人入れてすれば、困らないのかなと思った。
などなど、私自身反省すべきところが大いにある授業になってしまったが、子どもたちからの回答は概ね肯定的だった。私自身やってみて、より子どもたちが楽しそうに学習をしているなと感じた。そこにサボっている児童は見当たらないことが私がやってみて1番の発見だった。しかし、「楽しい」だけに終わってしまうことのないよう私たち教師は「わかる」授業になるよう探求していくべきだと考える。
次への改善点は以下のことである。
最初の10分はミニレッスンとして大切なところを押さえる時間を取る。
グループをランダムor意図的に組んでいろいろな人と一緒に勉強することの良さを味わってもらう。
算数が得意という人を中心にグループを作る。
何よりも解く問題数が絶対的に少ない(一斉授業よりは多いが)ので、もう少し問題をこちら側で準備しておく。
45分後の子どもたちのゴール(到達してほしい姿)を明確にする。
社会 自由進度
また、それとは別で社会の自由進度も考えてみた。
PBL(project based learning)のような形にはなるが、最終のゴールをプレゼンテーションと揃えて、そこに向かう順番は自由にしてみた。この単元では、一人作業が多くなってしまうが、45分のうち、10分は友だちと交流する時間を設けて、同じところを調べているもの同士で共有できたらと考える。
最後に
私は一斉授業が嫌いなわけではない。教師を中心に子どもたち一人一人が考える学習集団はとても素敵だと思う。だが、そんな授業は1日のうち、いや、一年のうち何回できるだろうか。「これはうまくいった!」と思える授業は教師人生の中でできるかどうかも怪しい。毎日6時間の授業を子どもたちだけでなく、大人でさえも集中して取り組むことは難しいと考える。
私は、今回いろいろと自分なりに調べて自由進度学習に取り組んでもう一つ、気づきがあった。それは、自由進度をした後の一斉授業は「ノる!」ということ。
自由進度をして、友だちとわいわい言いながら勉強をした後、一斉授業での担任の話を一生懸命聞く姿が何度か見られた。これがメリハリではないだろうか。子どもたちにとって「楽しい」そして「わかる」授業を作っていきたい。
自由進度って意味あるの?ってXで見かけたが、まずはやってみて考えることを私は勧めたい。やりもせんと、あれはどうとかいうのは論外かなと思いました苦笑
やってみると、そこに課題が見えると信じて。