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趣味が夢になり、目標になる

※学級通信のネタに困ったときに、どうぞご自由にお使いください。


 最近の私の趣味はDIYです。ホームセンターで道具を買ってきて、棚を作ったりテーブルを作ったりしています。
 これまでは「この壁のところのスペースがもったいないなあ・・・」と思っても、ちょうど良い大きさの棚が見つからずに仕方なく中途半端な大きさの棚を買ってきて設置していました。でも今は、木材さえ準備できればぴったりの大きさの棚を作ることができるようになりました。休日は、暇さえあれば庭で子どもたちを遊ばせながら木をいじっています。

 子どもたちに趣味について聞いてみると、「へえ!そんなことに興味があるんだ!」と新鮮な驚きを感じられるものがたくさんあります。○○君は、今趣味でドイツ語を勉強しているそうです。「どうしてドイツなの?」と聞いてみると、どうやら戦車が好きな彼は、いつかドイツにある「戦車博物館」に行ってみたいのだそう。△△くんは恐竜や爬虫類に興味があるらしく、家にある図鑑はもう数え切れないくらい読み返したそうです。その他にも、ジグソーパズルが大好きという子や休みのたびに釣りに行っている子、ジャニーズに関してはどんな細かい情報でも覚えている子など、みんなそれぞれに個性豊かな面を持っていて、話を聞いて飽きることがありません。

 世界の有識者会議では、AIの進歩により10年後には今ある仕事の57%がなくなってしまうと言われています。そして代わりに、今はまだ存在していない仕事に就く人がたくさん現れるだろうとも言われています。クラスの子たちの中にも、将来私たちが聞いたこともないような仕事に就く子がたくさん現れるのでしょうね。

 今や子どもたちのなりたい職業上位である「YouTuber」。この仕事だって少し前までは知られてもいませんでした。しかし時代が変わり、今ではテレビに出てくる芸能人以上に人気のある人がたくさんいます。

 こうした時代に必要なのは「与えられた仕事を確実にこなす能力」ではなく「個性を生かし、人と協力しながら価値を創造する能力」です。人と違う趣味や特技を大切に、これからも育んでいってほしいなと思います。

 10年後20年後、○○君に案内してもらいながらドイツ観光をし、△△くんにゲストティーチャーになってもらって恐竜の歴史についての授業をしてもらう。そんな未来が来ると素敵だなあ、なんて想像する1日でした。


 この通信は、子どもたち同士の関係を深めたいと感じていた時期に出した学級通信です。

 

新年度。学級にも担任にも少しずつ慣れた子どもたちの中には、新しい関係を築こうとする子たちもいます。素晴らしいことです。
 椅子を作るためには脚が3本必要です。1本だけ、2本だけでは倒れてしまいます。(まあ、めちゃくちゃ太い脚なら一本でも立ちますが・・・)
 人間関係もそれと同じです。

・誰も頼る相手がいない子
・いつも特定の相手とばかり過ごしている子

 こういった子よりも、複数の友達と繋がっている子の方が、いざというときに強いです。だから、できれば拠り所となる友達を複数作ってあげたいと考えています。

 ただ、きっかけのない中で新たな関係を築くことは大人でもなかなか出来ませんよね。だから、学級通信でそのとっかかりを与えてあげたいと考えています。

「○○くん、ドイツに興味あるの?」
「俺も恐竜好きだよ!」
「この前動物園でカメレオン見たよ!」

 学級通信を配った後は、こんな話が教室から聞こえてきます。
 この1号だけでなく、年間を通して複数号、こうした趣味や特技を紹介する学級通信を発行しています。

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