FM氏のワーク「意識調整」を四段階で解説すると。
こんにちは。
「人類の最高遺産」からFMが自身の原理をどのように表しているかをご紹介します。
「第二部 3 意識的な指導と調整の道筋」には「当該原理、すなわち、意識調整」と書かれています。
FM氏はこれを四段階に分けて記述しているので要約します。
第一段階は、明快な理解によって欠陥を知る事。ただ盲従するような治療はしない、なぜなら本人に道筋が理解されていなければ価値が無いから。
第二段階は、誤った概念があるから、誤った動作が生じていること、それは意識的だったり潜在意識的であることを知る。そして教授によって抑制を知り、様々な先入観を根絶し、一連の指令系統が先入観で引き起こされるのをやめる。
第三段階は、正確な精神的指揮を寄与して機構に含ませ、明確に自分のこころを知り、自らを指揮する。強調すべき点は、手段にあり、結果ではないと肝に銘じなければならない。
第四段階は、正確な指導的指揮の訓練、つまり、結果を得るにあたり気付きや指示を教師にもらい、筋肉群を含んだ余裕のある調整を意識的な指導下において、理知的行動に置き換え、習慣的で考えの乏しいやり方を失くした時だ。古い一連の動きは、一つの分割不能な定まった順序をなしていて、先に何かが生じると、必然的に後のことが起きる。
これをより実践的な計画とした内容は「自己の使い方」第一章にあります。
彼は自らの著書で自分が発見した原理を「意識調整(Conscious Control)」と呼んでいることが上記の文章からもわかります。
また、必ず「抑制」が始めに来るし、習慣的行動は一連のパターンを伴っているので、そのパターンが始まってしまった時点で、後は古い習慣的行動にしかなりえないとされています。
ですから、習慣的行為の起きるずっと前から抑制が必要だと他の場所で述べられています。
お読みいただきありがとうございます。
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中国地区広島県会員 河野広昌
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