『エヴァンゲリオンを観に行く』と発言したらオタク達にキレられた話。
大前提で申し上げる。
アニメはあんまり観たことがないし、マンガもほぼ読んだことがない。
分析や考察、このキャラを推してますみたいな感覚も一切無い。
しかし、オタクを否定しようと思ったことはないのでオタクと呼ばれている人たちもパリピと呼ばれる人たちも関係なく仲の良い友人はとても多い。
アニメのことはよく分からないけど、楽しそうに『推しキャラ』の話をしている友人はキラキラして見える。
どんな人も趣味を楽しむのは素敵なことだと思うからだ。
しかし、タイトルにもあるようにオタク達にキレられたのだ。。。
友人からエヴァンゲリオンの映画一緒に観に行こうよと言われ行くことにした。
休みを合わせて数日後に見に行く予定なのだが、私の中で『オタク』と言われる人たちに対して考え方が変わってしまう悲劇が起こる。
先日clubhouseで話をしているときに、映画の話で盛り上がっていたので『もうすぐ友人とエヴァンゲリオン観に行くんですよ』っていうただ何気ない会話の一コマを私が発言した。
しかしながらそこから空気が一気に静まり、『エヴァンゲリオンの話はしない方がいいよ』と先ほどの楽しそうな会話とは打って変わって低い声で言われた。
何故?と聞くと『オタクはエヴァの話にナイーブな面があるからエヴァ自体の話もやめて欲しい』と言われたのだ。
ただ私はエヴァンゲリオンを友人と観に行くという今までしていた映画の話の流れから自然とでた言葉なのだが、何故“エヴァンゲリオン”というワードがダメなのか意味が分からない。
私はまだ観てもいない映画だからネタバレを話すわけでもないのに『オタクにとってはナイーブなんだからやめて不謹慎だ』『エヴァで人生狂わされてきた人間もいるんだから!』なんて言われて頭の中は???しか浮かばない。
オタクにはオタクの世界があるのだろうが、こちらが何故その話がダメなのかという理由が理解できていないまま完全否定してくるその感覚は理解しがたかった。
私はただ『エヴァンゲリオンの映画を観に行く』と一言発言しただけだ。
そこから話を広げようとかそんなことを思っているわけでもなく、映画の話の流れでポッとでただけ。
あまりにも否定されるから『あ、そうなんですね。すみません。』と私は引き下がった。
何故映画を見に行くだけで怒られるのかが全く分からない。
映画が観たいのにお金がなくて観に行けないとか、仕事が忙しくて観に行けないとか言う理由ではなく、『エヴァンゲリオンの映画の話題を出さないのがオタクの常識』らしい。
…そんなの知らないよ。
『そうなんだ。楽しんできてね』くらいで終わればいいのに、『エヴァの話はナイーブ。不謹慎。』と言われても…
…いままでオタクを否定することも嫌いだと思ったことすら無かったが、あぁこういうところがオタクが嫌われて気持ち悪がられる由縁かと…。
一瞬で今まで感じてこなかった感情が芽生えた。
オタクって怖いと思った。
自分の中の常識をぶつけて潰そうとするんだなと。。。
純粋にこれから観る映画を楽しもうとしている人間に対し、”お前はこの作品を分かってない”とか”信者でもないくせに”とか”オタクの中ではエヴァの話をしないのが常識なんだ”って…よく分からない。
オタクの常識はオタクではない私には分からない。
本当に嫌な気持ちになった。
みんながみんな攻撃的な人だなんて思ってはいないが、オタクに対しての考え方が変わるきっかけになった出来事だった。
もちろん、私の友人達は今までと変わらずオタクとかそんなの関係なく友人のままだ。
けれども、これから出会うであろうオタクと呼ばれる人たちには警戒してしまいそうだ。。。
今回私が学んだのは、『もう二度とエヴァンゲリオンの話題を口に出さないこと』だ。
そして、オタクと呼ばれる人たちは何故そう区別を付けて呼ばれるようになったのかという理由がなんとなく分かった。
なんだかもう、エヴァンゲリオン楽しみではなくなってしまったな…。