【薬膳編】五行学説15 「冬」をひも解く❄
冬は「閉蔵」
閉蔵とは、もろもろのものが門戸を閉ざして閉じこもるという意味。
川の水は凍り、草木は枯れ、動物は冬眠に入る。
「収蔵」の季節となります。
寒邪
冬の邪気は、寒邪。
陰気が盛んで、陽気を阻むため寒証の症状が出やすくなります
特に冷え性や、尿量が増えてトイレが近くなったりしやすくなります。
また、凝滞や収引の性質があり、気血の滞りや筋脈や経絡がひきつり
肩こりや、筋肉のこわばりひざ痛などの症状があらわれやすくなります
寒さと、乾燥による発汗の減少で、カサカサ肌やしもやけなど
肌のトラブルもでてきます。
五臓は「腎」
冬に関連する臓器は「腎」
中医学では、腎臓や生殖器をつかさどるといわれていて
生命=精気を養うところとされています。
成長や老化や呼吸、水分代謝などに大きくかかわるといわれています。
冬の養生
「腎」がよろこび、機能を補う食材を中心に考えます。
冬の五色は「黒」
黒豆 黒キクラゲ シイタケなどのキノコ類
黒米 烏骨鶏 黒胡麻 烏骨鶏の卵 など
五味である鹹味
鹹味とは塩辛い味ですが
昆布 ワカメ 牡蛎 あさり シジミ など
ミネラルが含まれた味のことで塩そのものの辛さではありません
そのほかには、温性、熱性の性質をもつものや辛味のものなど
身体をあたためる性質の食材もバランスよくとることが大切になります。
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