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平均点を出すという発想

 平均点を出すという発想は、個別最適な学びの逆をいっているように思うのは私だけでしょうか?

 採点をしていると職員室内でこんな会話が聞こえてきます。「1組の平均は〜」「2組の平均は〜」「3組の平均は〜」「ええっ、2組すごいじゃん」みたいな。

 平均点を出すこと自体は悪いことではないと思いますが、一人ひとりの学びを尊重しようと考えた時、クラス単位で平均を出すことに意味があるのかなって考えてしまいます。意味があるとするなら、一斉授業において、クラスごとに配慮することでしょう。平均が低いクラスには、それなりの配慮が必要でしょう。でも、結局、教師が授業の主導権を握っている限り、個別最適な学びを実現するのは程遠いのかなって思います。

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