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「お、ねだん以上」

 良く聞く「おねだんいじょう ニトリ」って
今まで、値段を敬語化した「お値段以上、ニトリ」だと思っていました。
実は、「お、ねだん以上 ニトリ」なんですね。

 日曜日に、夫とカーテンと鏡を見にそのニトリに行ってきました。
 カーテンのコーナーに行くと、大学生くらいの若い店員さんが「何かお探しですか」と夫に声をかける。私の心のなかで、「アルバイトかな?相談にのってもらえるのかな?」とほぼ期待せずに、夫がカーテンのあれこれを質問すると分かりやすく丁寧に答えてくれる。そして、あれこれ提案もしてくれる。 お、ねだん以上は品質だけではなく、接客もじゃないですか!!

 商売とは、お客様に買わせなければいけないのだけれど、それが全面に出るのではなく、プロフェッショナルな知識と、相手の立場にたって考える真摯な気持ちが伝わると、買わされる恐怖感がなくなり、このプロフェッショナルな店員さんの元で購入しようと言う気持ちになる。
 これもニトリ商法に引っかかっているのかも知れもせんが、ニトリさんは素晴らし接客が出来る店員さんが多いなと感じます。
 そして、自分自身も仕事をするなかで、相手の方の期待を少し超えるようなお仕事をしていきたいなと、ニトリの店員さんを見て感じました。
 
 余談ですが、カーテンの相談コーナーには、2組の子連れのファミリーがいました。パパママはカウンターに座り、店員さんとカーテンの打ち合わせ。2組のファミリーには1~4歳くらいのお子様がそれぞれ2人づつ合計4人いました。その子ども達が手にしていた物は、スマホ・タブレット、静かに見ています。そして、1歳になるかならないかの赤ちゃんは、iPhoneの最新式を手にしているではないか!(今の子守にスマホは必須なのだろう)
 
 自分の子どもが幼稚園、小学生の時、地下鉄で、ベビーカーの赤ちゃんが泣き出し「あやしてあげたいな」と思っていたら、若いお母さんが、スマホを取り出し赤ちゃんに渡しました。びっくりしましたが、横目でその画面を見たら「いない、いないバー」の動画を見て、赤ちゃん静かになったのです。 
 その時の衝撃は忘れません「赤ちゃんをあやすの動画でいいのか?」「何かおかしくないか?」 もうその疑問も今じゃ昔なのかな。
 変わっていっていいもの、変わってはいけないもの、自分の中ではしっかり持ちながら、自分らしく生きていきたいなとニトリのカーテンコーナーで人生を考えました。


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