特に何があったわけではないけれども。
コロナ禍になり、飲食店では特に縛られる機会が増えた。ニュースをみると対策についてさまざまな意見を聞くことができる。
さまざま意見があるとはいえ、みていると大体2つに分けることができる。ひとつは規制されている中で自分たちが出来ることに取り組んでいきたい、という意見。もうひとつは規制に対してもう少し自分たちのことを考えてほしいという意見。もちろん飲食店やその関係者にも人生や命がかかっているのだから後者のような意見が出るのは至極当然である。
だが、私はすべての日常が元に戻るとは思わない。すなわち、今までやってきたことがすべてこれからの暮らしに適合するというわけではない、ということだ。
世の中にはいろいろな企業があるが、成功する会社は何かしらを捨て、何かしら新しい取り組みを始める。それと同じように飲食店経営でも「新しい風」を吹かせることが大事なのではないかと思う。
「口だけなら誰でも言える」と思う方も中に入るだろう。それも重々承知の上で綴っている。こういうように私が思うのは高校でのある経験がきっかけになっているかもしれない。
いわゆる自称進学校と呼ばれる、校則にやたら厳しいとある高校に通っていた。私の周りでは常々「中学の方が楽しかった」「中学に戻りたい」と言った声が聞こえた。だが私自身はそのような思いは全くなかった。
校則の厳しさの中で私なりの楽しみをひたすら見つけていたため、私が中学に戻りたいと思うことは3年間なかった。私なりの楽しみを見つけることは、友人付き合いにも影響し、私にとって特に必要のない友人を作る必要がなかったには大きい。(これは私の価値観なので、もしそうでないと思う方はこの文を無視してほしい。)
中学時代に戻りたいと言っている人間は校則についてずっとあーだこーだ言っているだけなので、あまり意味を成さない3年間だったのではと思う。
そういう価値観の人を否定するつもりは毛頭ないが、少なくともそういう価値観を持つ人との相性が良くないのを自分で理解している。
そんなこんなで飲食店を経営する方の意見に対する意見とそのきっかけを述べてきたわけだが、きっとこの文章を見て腹がたった、と感想をを持つ方もいるだろう。私的にはそう思われても仕方のない意見だと思っている。ただ、こういう人もいるんだな、くらいの軽い気持ちで見ていただけたらとても嬉しい。
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