子育て風景 9 新生児聴覚検査の話 現状4

新生児聴覚検査の話の続きです。


生後4ヶ月時点までの検査、通院の経緯は現状1↓に書いています。そもそも新生児聴覚検査とはなんなのか、わかる範囲でまとめていますので、参考にしてください。

生後5ヶ月以降についての経過は、現状2↓に書いています。補聴器の試聴器を使用し始めました。

生後11ヶ月から1歳1ヶ月頃までの経過は現状3↓にまとめました。助成金の申請について触れています。

現状3↑の後の話

補聴器購入助成金の申請をしたところまで、前回触れていますが、その後、予約を入れた2ヶ月後には、補聴器の受け取りはできませんでした。
年度を跨いだ関係で、大人の事情で1ヶ月ほど予約を先延ばしにし、その日にようやく受け取ることができました。

受け取り、購入時の話

受け取りの際には、助成は出ているものの、お支払いが発生します。
現金での場合、諭吉さん改め栄一さんが何人か必要になるため、今回はクレジットカード決済にしていただきました。
普段はキャッシュレスばかりを利用しているため、わざわざお金をおろしに行くのも、それ(普段ほとんど現金を持っていない人種なので、もはや何人も連れていくとなると、それは大金)を持っていくのも大変です。
その点、最近のクレジットカードは、あまり時差なく利用通知がきますので、とても安心して使用できます。
話が横に逸れてしまいましたが、とにかくお支払いを終えて、無事に受け取りができました。

試聴器との違い

今回購入したタイプの補聴器は、試聴器と異なる点がいくつかあります。
その中でも、私たち(親たち)がとてもありがたいと思っているのが、電池のチャイルドロックが希望すれば付けられることです。
補聴器に入れるボタン電池は、直径1センチにも満たない小さなもので、チャイルドロックがないと、手先が器用な子どもは、電池を自分で外せてしまいます。
既に1歳に満たない頃に、自分で補聴器を外し、電池を入れる部分のふたを開けて電池を取り出し、誤飲したことがあるので、絶対に必要だと思っていました。
これさえあれば、電池を大人が出し入れするときにだけ、気に掛ければ、どうにかなります。

とは言っても、補聴器とイヤーモールドは重なって接合しているだけなので、力を入れればすぐ外せてしまうので、そちらの紛失をしないように気に掛けなければなりませんが。
私の子どもの場合、どうもその接合部分の感触やイヤーモールドの触感が好きなのか、うっかりすると、イヤーモールド側だけをしゃぷしゃぷとしゃぶって涎まみれにしてくれてしまうので、要注意です。
自分から補聴器を外すときには、すぐに受け取る必要があります。

試聴器にそんなに予算はかけられないのでしょうけれども、チャイルドロックや、防水機能もつけておいてくれればもう少し安心して使えたのにな、と思ってしまいます。
さらにわがままを言えば、補聴器は全て充電式にしてくれないか…と思ってしまいます。
補聴器を付けさせている間、常に目を離さずにいるのは、困難です。
席を外す時にしょっちゅう外していては、子どものためにもなりません。
その点、子どもの誤飲事故を減らすためにも是非界隈の方々には考えていただきたいな、と密かに思っています。
全てを親の自己責任にされてしまうのは、無理があると思います。

ついつい愚痴が出てしまいましたが、発語に支障が出ないように、出る可能性を減らすために助成金まで出してくれるというならば、それに慣らすための期間も、重要だと思います。お試し期間が設けられているのは大変ありがたいですが、せめてチャイルドロックはつけておいてほしいものです。

チャイルドロックのほかに、電池の残量のお知らせの音声が、試聴器よりもわかりやすくなったように感じます。電池を入れると、残量が少ない際には、音が鳴ります。
ピーピーピー、というような電子音です。鳴ってすぐ残量がなくなるわけではありませんが、何時間か経つと、なくなっている印象です。

さて、試聴器と大きく異なる点はもう一つありますが、正直幼児の子どもには全く関係のない機能で、使用していないので、紹介は割愛します。
おそらく、子どもとしっかり意思疎通ができるようになると、補聴器を使う本人が理解して使うようになり、活躍します。

利用開始後

生後1歳4ヶ月ごろから現在

現在、試聴器を卒業して以降、自分の補聴器になって数ヶ月が経ちます。
その間に1度、STの予約とともに診察の予約が入りましたが、特に大きな生活の変化はありません。
それよりも前に、2人目の子どもが産まれた関係で、「子ども」は長子になりました。
そのため、やはり一人で目一杯手をかけてあげられていた時と異なる生活に入り、日によっては補聴器を長時間付けられず、1日に1時間から2時間付けられればいい日もあります。
また、そもそも私が自分のゆとりがないときに補聴器をつけさせるのは不安で、なかなかつけ始められない時間が1日の中で多かったりもします。
もうお昼になってしまった、とか、もう買い物に行く時間だ、とか、そういったタイミングがあると、すんなりつけられますが、朝起きてすぐというのはなかなか難しいのが現状です。
また、子どもは子どもで、外出から帰宅すると、帽子を脱ぐのと同時に外してにっこりと渡してくるケースが多いです。
連日長時間付けられるように戻すのには時間がかかりそうです。

発語

問題の、発語ですが、試聴器の頃から少しずつパパ、ママといったような単語を発し始めています。
最近では、ママ、いた。にんじん、きれた。などの2語文に近い言葉を発しています。
単語の語彙もここ数ヶ月で急速に増えていて、補聴器のおかげなのか、なんなのか、割と順調に育っているように思います。

最近は、発語の心配よりも、兄弟が増えたことに関するケアの方がよっぽど大変です。抱っこしないとご飯を食べるのをやめてしまったりもします。
ぐずるタイミングも、今は無理よ、と下の子の世話で手が離せないときにしたり、します。
しかし、最近は数十分続けて外を歩いてくれたりもして、お散歩をすればご機嫌だったり、疲れ切ってよくお昼寝してくれたり、と解決策も少しずつ出てきており、研究の日々です。

経過報告は一旦終了

しばらくは、定期的な通院のみとなりそうなので、経過報告は一旦終了になるかと思います。
ここまで4回もの間読み続けてくださった方、途中から見始めて下さった方、ありがとうございました。
今後は別の題材でまた書き連ねていきたいと思います。
また、大きな変化がありましたら「現状5」として書きます。

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