茶の歴史においてイギリスのなにがすごかったかって製茶の機械化かなぁと思う(そもそも飲み方はオランダやフランス経由で入ったようだし)。 いくら植民地を拡げてインドやスリランカで通年摘採できても、それを製茶できるだけの処理能力がなければ大量に輸出し市場を席巻することもできなかった。
面倒だから直接ツッコミはしないけど…碾茶(抹茶原料)は被覆期間が長いから玉露やかぶせ茶、煎茶より格上みたいなnoteを見ましたが明確に誤りですね。これらは単なる種類の違いであって、被覆期間で格など決まりません。それぞれの中で品質の高い・低いがあるだけで、相互に比較もできません。
国産紅茶/和紅茶のタイプが生産者さんごとにバラバラなのは全く悪いことではなく、揃える必要もないし、そこをそもそも目指してない。昔みたいに国策で大量に輸出するのが目的じゃないから当たり前。販売者としてはなかなか大変ではあるけれど、クラフトビール的で楽しい、と伝えていければ☕️
これはすごい、ソ連とモロッコ輸出に当たっての現地調査。 茶業組合中央会議所 編『茶業彙報』第22輯 新販路地に於ける茶業調査,茶業組合中央会議所,昭和2-10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1051226 (参照 2024-09-24)
日本の歴史を見ていると、ちょいちょい「中国文化イケてる」期があり、だいたい茶文化にそれなりの影響を与えていくようだ。
「○○を飲んでないなんて紅茶好きとは言えない」とか、そういうのは無視してよいと思う。英国風の飲み方やブレンドがすべてでもない。たとえば紅茶の故郷である中国には中国ならではの飲み方があったりする。