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The Royal Ballet Live: Within the Golden Hour

https://stream.roh.org.uk/products/the-royal-ballet-live-within-the-golden-hour

ロンドンのロイヤルオペラハウスで上演されたWithin the Golden Hourの私的感想。こちら、10ポンドで12月14日まで視聴できます。

一番印象に残ったのは推しが出ているWithin the Golden Hour。一昨年の上演時と役が違っていて(前回はリース・クラークの役)、でもサラとのコンビネーションが抜群。改めてこの作品の動きと音楽との親和性を感じました。そして視覚的に美しい。もだし、振付が流れていく。何も残さずに流れていくのではなく、次の動き、音への余韻を残してさらさらと流れていく。ストーリーのないバレエですが観ていて飽きない。

ラプソディは高田茜さんとアレクサンダー・キャンベル。茜さんの表情にうっとりします。手の表情にもうっとり。髪がおしゃれでシックで素敵でした。

モノトーンⅡ。サティのジムノペディに乗せた動き。メリッサ・ハミルトンのお人形のような身体の動き。バランシン的な。アシュトンなのだけど。

チャイコフスキー・パドドゥ。この2人好き。アナ・ローズ・オサリバンとマルセリノ・サンベ。前回のリーズの結婚ははつらつとしたアナが魅力的でしたが、今回はシックな女性の魅力が感じられました。メイクとヘア、演じるもので変わるのが役者さんですね。そして、サンべが好きな私。こうして注目したくなる若い世代がいるのがロイヤルの魅力。

In Our Wishes。ロマニー・パジャックといえば、ジュリエットの乳母なのですが、この演目よかった。表情がよかった。彼女の表現に注目していたらあっという間に終わってしまった。

マノンはフェデリコ・ボネッリの若々しさ。ぴちぴちして見える。マノンに恋しているよね~なおかつ安心して見られる。こういうダンサーがいるのもロイヤルのすごいところ。

瀕死の白鳥。あっという間だった。暗転早いよ。オシポアは素晴らしいダンサーだね。腕で表現する。

海賊のマリアネラ・ヌニェスとヴァディム・ムンタギロフは安心して見ていられる今のロイヤルのベストカップル。カーテンコールのネラの喜びに満ちた表情が好き。

もっと書くことがありそうなのに言葉が出てこない。見られてよかった。