私の物語#1 -選択肢を増やす-

こんにちは

秋田スティーラーズという3人制プロバスケットボールチーム の代表をしている、かめやませいかです。

『私の物語』この特集は、私が人生で出会ったかっこいい人物について綴ったものです。他の記事とは異なり、その時の光景や感情も乗せ私の物語に入り込んで欲しいと思っているので、かなりフランクな表現で展開していきます。

第一回は、いつか絶対に記事に残したいと思っていた約880キロ離れた地で出会った尊敬する方とのお話です。

私が常に意識している『選択肢を増やす』という活動の想いを育ててくださった方でもあります。


- プロローグ

その方は、私の住む秋田県にかほ市から約880km離れた鳥取県鳥取市で金融に関するコンサルティングを行なっている。

気さくという表現で合っているか分からないが、人との間に壁を作らない親しみやすさと、誰に対しても尊敬心を持って品のある接し方をするため万人に好かれている方で、まさしく人格者だ。この方との出会いによって私の価値観が深まりそして広がった。

- 出会いのきっかけ

今の事業を始めるにあたり、鳥取県の3x3プロチーム”鳥取ブルーバーズ”に運営(営業や広報・企画など)を学ぶ修行機会を同チームのオーナーにいただいた。

話は逸れるが、これまでの経歴から知らない地で暮らすことに抵抗がない私であったものの、流石に、北日本と西日本で文化も地域性や人柄も全く異なる地への単身乗り込みは不安もあった。ここで出会った方々には本当にお世話になったし多くを学ばせてもらった。普通に生きていたら、まず会うことがなかった方々だろう。まさに運命である。実際、地域の方々も秋田県民に初めて会ったと言っていた人がほとんどだった気がする。(秋田美人を自称しておいた。笑)

鳥取での人々との出会いはあまりに濃く、私の人生で忘れられない経験になった。
その中でも、今回は冒頭でお話しした人物との出会いについて綴っていく。

彼との出会いのきっかけは、これまた素敵な人物が繋いでくださった。営業で訪問した鍼灸治療院の院長だ。この院長にも私の物語に登場してもらおうと思っている。ので、ここでは割愛する。ごめんなさい!

院長にチームやオーナーの想いを話したところ、ぜひ紹介したいと彼をつないでくれた。偶然と偶然の連続は、もはや必然だったんだとすら思える。

-初対面

彼の経営する会社に伺うことになった。金融コンサルティングという職業に対し”隙のない人”という勝手なイメージを抱き、めちゃくちゃ緊張しながら当日を迎えた。

このとき対応してくれたスタッフの方が親切で心が温かくなったのを覚えている。今思えば彼の想いに賛同して集まった仲間なので、ある意味当然である。人を大事にしていて、その人もまた人を大事にする。こんな循環が世の中に溢れたらいいなといつも思う。

さて、彼との初対面だが部屋に入って早々、心の底から会えて嬉しいような反応をされた。物腰の柔らかさはもちろん、心地よい相槌のおかげでチームのことだけでなく、私の想いまでもつい話してしまう空気を作ってくださっていたと思う。

自分自身の想いを伝えるのが苦手な私が、初対面であんなに語ってしまったことに驚きだった。

その後も彼とは何度かお会いさせてもらい様々な話をした。チームの想いや私の想いに共感してくれ、また彼の想いとも重なる部分があると自身の話をしてくれた。人生のこと、仕事のこと、家族のこと、多くの経験をシェアしてくれ、その中で価値観(物事の考え方や捉え方)、つまり彼の生き方を学んだ。

-選択肢を増やすということ

彼の会社は、お客様の『目的』が大事にされ、その目的へ辿り着くために寄り添うことを信念とされている。

補足 : 資産運用等は、顧客側の知識不足ゆえ、時に無理な商品を薦められることがある。我々顧客側のマネーリテラシーを向上するというのはもちろんだが、それに漬け込んだ利益重視の営業が世に溢れているというのもまた問題である。

そうした目的に合わない無理な商品を薦めることはせず、お客様のために常に勉強を続け最適を提案するそんな『顧客ファースト』に沿っている。

詳しく話を聞くと、知らないことによって損をすることのないよう人生の選択肢を増やしたいと彼は語ってくれた。

人は目的に沿った良いものに出会った時、『もっと早く出会いたかった』『もっと早く知りたかった』と口にする。これ本当にその通りで、早くに知っていたら選択肢の幅が広がっていた可能性もある。私は前職が税務職員なのだが、知らなかったことによって苦しい思いや損をしている方を間近で見てきた。マネーリテラシーの向上という部分で非常に共感を覚えたのが印象深い。

選べるものは沢山あるに越したことはない。その上で、何を選ぶか、それが自分自身と向き合うことでもあるし当然人とは目的が違うので選択だって違って当然なのだ。

-その出会いが私にもたらしてくれたこと

まず、勉強熱心な姿が何よりも印象深い。組織はトップ(社長)以上には成長しないと話されていた通り、自ら常にアップデートし続けている。誰からでも学びを得ようとする謙虚なところにも繋がってくるんだと思う。

これ、私が尊敬する方の共通点だなと最近気がついたのだが、こんな私みたいなヒヨっ子の話や考えも学びになるからと一生懸命聞いてくれるのだ。もっと身近なところで表すと、社長や上司が一新人の話を真剣に聞いて、『へえ~!そういう考え方もあるのか、大変勉強になった!』と言っているのと同じ。これって当たり前にできることではない。

もれなくそういう大人を尊敬している。(実は、私もそれは同じで多様な考えや価値観を知り学ぶことが自分自身の価値観に深みや広がりができるので、相手が誰だろうと純粋に興味がある。)

そんな彼だからこそ『顧客ファースト』や『選択肢を増やす』という真に相手を思いやる気持ちから生まれる言葉や行動一つ一つが人に愛され信頼されているポイントなんだと思う。

私も、『秋田で働く人を幸せにしたい』とか『子どもたちが秋田でイキイキと暮らせるように』という想いが根底にあるので、選択肢や視野を広げていけるように様々な人や価値観との出会いを提供したいと思っている。



少し、というかだいぶ熱が入り長くなってしまった・・笑
次回以降はもう少し要所を抑えたストーリー展開にしようと思ってる。

今後も定期的に『私の物語』シリーズを執筆していくので、ぜひフォローしてかっこいい大人との出会いを擬似体験してほしい。

せば、また〜👋

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