自転車で旅行する国として、最高ランクへ
今日は、嬉しいことと逆のことがジェットコースターのようにずっとあった。
朝起きて。
世界中を自転車で旅行したアメリカ人が、日本での自転車ツーリングの終わりにレビューを端的に投稿してくれた。
この方は、自転車関係のライターなのか、分かりやすい言葉で、的を射ている。
日本全体の安全性や、自然や街のクオリティ、食やコンビニなどの利便性、そして全体のバランスなど、すごく高評価。
問題点は
主に自転車の輸送方法だった。
欧米では、列車やバスにそのまま、キャンプ装備の自転車を乗せられる国が多い。
三十年前に私が旅行したニュージーランドもそうだった。
日本では基本的に無理で、キャンプ装備を抱えて、分解して袋に入れた自転車と共に電車に乗るのは、特に年輩の人には大変だ。今の私には無理。
新幹線に自転車をそのまま乗せられれば、彼が指摘する問題点は一気に大きく改善できるが、すぐには無理だろう。
いま可能な方法を、つなぎ合わせて活かし切るしか、今はない。
例えば、自転車と最低限の荷物は、規定の方法で電車に持ち込み、それ以外は、宅急便でホテルやクロネコヤマトの営業所宛に送る。
また、フェリーは自転車をそのまま乗せられるので、できる限り活かせるように情報拡散。
長野県など、フェリーではいけない所に、どうやって行きやすくできるかが、ポイントだろう。
このレビューを投稿してくれた人は最後に、「いくつかの改善が出来れば、日本は自転車ツーリングエリアとして世界のトップになることが出来、もうすぐそこまで来ている」と書いて締めくくっている。
まさかこんな日が来るとは。
うれしかった。
でも、私は世界中の自転車乗りに日本を称賛させる為にこの活動をしてきたわけじゃない。
まるで身体中の毛細血管すべてに血が流れるように、世界中の自転車乗りが、日本の津々浦々に旅をしてくれて、彼らからの刺激を受けて各地の子供達が自分の生まれ育った町に誇りと新しい視点を持ち、さらにすべての世界の地域文化への敬意と関心の目を開いてもらうこと、だ。
どう持っていくかなぁ、と思っていたらnoteで、逆に今の日本の現実を見るような記事が。
まだ、無料部分しか読んでないのですが、外国人が日本人のネガティブな特性について。
日本人の排他性、ダブルスタンダード。
「日本は一緒にビジネスをする国ではなく、余暇を過ごしに行く国だ」と。
世界で活躍している人から、時に聞かされる話。
記事を拝読して、良い意味で、冷水を浴びました。
そうですよね。
優しくする国や立場の人と、その逆の立場の人への態度が全く違う。
スポーツの世界では、ひょっとしたらそんな垣根が崩れてきて、それを見る若い人たちの中には排他的ではない人が増えてくるのかも知れないが、日本人全体ではまだ圧倒的に多いのだろう。
日本が旅をしやすい、インバウンドに優しいというだけでは、この排他性は余り変わらない。
どうすれば良いか。
そうか、いま言葉が降りてきた。
マレビトだ。
普段、生まれ育った小さなエリアの中で過ごしている子供達にとって、言葉も文化も違う場所から来た自転車に乗って現れた人たちは、ある意味マレビトでは。
そういう人たちと、言葉が通じないからこそ、通じ合える何かを感じる経験ができたら、その排他性が弱まるのでは。
それを意識して、活動をしていきたい。
今日は仕事で、嬉しいことも、ガッカリすることも多かったので、自分を励ますために長文になりました。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。