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自炊をTrelloで効率化

この9月、ようやく大学のある京都へと引っ越し、そこから自炊をするようになりました。今で40日目くらいですが、作れる料理のレパートリーが少しずつ増えてきたり、工夫して手間を抑えることができたりしていて、割と楽しく続けられています。今回は、そんな工夫の中でも特に大きかったTrelloの使い方についてまとめてみました。


Trelloの導入

タスク管理の場面で何回かこのアプリを使ったことがあり、自炊を始める前からこれを使えば便利になりそうだなと考えていました。実際、この思いつきのおかげで自炊のしやすさは格段に上がったと思います。アイデアが出た経緯と使い方について、順を追って説明します。

自炊をする上での問題:続かない

引っ越す前、学部の人たちで「下宿したら自炊しようと思うんよ〜」と話したところ、「まずは1ヶ月持つかやな」と悪い顔で言われました。ちなみに、こないだ別の子と同じ話をすると「3ヶ月がラインですね」とも言われました。
何ヶ月続けられるかはさておき、自炊する際の大きな課題として、面倒くさくて続けづらい、ということが挙げられると思います。実際に自炊をしてみると、面倒くささの原因として以下の3点があることに気づきます:

  1. 何を作るか考えないといけない

  2. 冷蔵庫にある食材や調味料のストックを把握しておく必要がある

  3. 実際に料理を作ったり、洗い物をしたりするのが面倒

3への対策として、大量に作って保存する(ご飯を冷凍しておく、常備菜を作る)、手間のかからない料理(野菜炒めみたいに工程がシンプルなもの、炊飯器だけを使ったメニューなど)のレパートリーを増やす、という2つのやり方が考えられます。また、自分の作れる料理がある程度増え、手持ちのレパートリーから選び出せるようになることで、1の問題にも対応できます。すなわち、問題1と3に対しては料理のレパートリーを持っておくこと、問題2に対しては冷蔵庫やキッチンにある食材の状態を手軽に(重要!)記録できていること、これら2つの手立てが自炊の面倒さを軽減する上で大事になります。
クラシル、クックパッドといったレシピアプリや、Youtubeの料理動画から料理の作り方が調べられる現代において、レシピのレパートリーを増やすこと自体はそれほど難しいことではありません。しかしながら、それらのレシピを冷蔵庫の食材と紐付けながら考えるための工夫が必要になります。また、Notionの豊富な機能を使って上の2つの手立てを達成しようとする記事も調べてくると出てきますが、テンプレートが込み入っていたり、リレーションによって複数のデータベースにまたがって管理するものだったりと複雑そうな印象を受けました(Notionは僕もよく使うけど)。手軽に気楽に管理したいよね、ということで今回のTrelloを使う方法を考えました。

Trelloとは?

Trelloとはカード単位でタスク管理を行うツールの1つです。プロジェクトやテーマごとにボードと呼ばれる作業スペースを作成し、内容やアイデアを記載したカードリストによって分類することで作業の状態を管理します。ドラッグ&ドロップでカードを動かせるため、ホワイトボード上で付箋を貼っ付けたり移動させたりする感覚でタスクを管理できる操作性の高さも魅力です。GoogleやMicrosoftのアカウントで簡単に始めることができます(使い方の詳細については下のサイトなどを参照のこと)。

使い方

自炊用にTrelloのボードを新規作成し、次の5種類のリストを準備します。後は食材と料理のカード追加して必要な情報を書き込んだり、これらのリスト内で目的に応じて入れ替えたりするだけです。

  1. 食材リスト:冷蔵庫にある食材のカードをまとめたリストです

  2. 買い物リスト:足りなくなった食材のカードをこのリストに移動させ、買い物が済んだら食材リストに戻します

  3. レシピリスト:作り方が載っているWebサイトやYoutubeの情報、必要な食材や工程をまとめた料理のカードを作り、ストックしておくリストです

  4. 献立リスト;レシピリストに入った料理のカードのうち、今週作りたいものをこのリストに移動させます。実際に作って食べたらレシピリストに戻します

  5. 作り置きリスト:献立リストで実際に作った料理のうち、冷蔵庫に保存してあるものをこのリストに移動させます。ここのカードにある料理も、食べた後にレシピリストに戻します

買い物リストと食材リスト。種類の多い野菜と、それ以外の食品で分けている
レシピリスト、献立リストと作り置きリスト。
レシピが増えてきたので、おかずやご飯もの、常備菜といったカテゴリで分類

下の動画は、実際に使っている様子を画面収録したものです。カードにはチェックリストや開始日といった項目があるので、足が早い食材については買ったタイミングで開始日を更新し、使う度にチェックボックスをチェックすることで状態を把握できるようにしています。あと、玉ねぎの保存方法やじゃがいもの楽な皮の剥き方など、気になったことがあればカードにメモできる点も便利です。
レシピのカードも同様に、冷凍保存のタッパーの数をチェックボックスでカウントしておいたり、作る日を期限の項目に入力して献立リストに移動させたり、という感じです。カードにはラベルを追加することもできるので、料理のカテゴリー(おかずか一品か、肉を使うか野菜メインかなど)も登録できます。自分はそこまでやっていないですが…
今度作りたい料理や現在の冷蔵庫の状態、その上で買っておきたい食材の情報が1つのボード上で完結している点がポイントだと思います。ドラッグ&ドロップの使い心地の良さも嬉しいです。

最後に

最近はフライパン1つでパスタを作るのが好き。余ったソースは冷凍ご飯と混ぜて次の日に。
シェアハウスでキッチンが広いのが嬉しい

最近はYoutubeでお料理動画を眺めながら、作りたい料理をクリップしています。特に、Koh Kentetsu Kitchenとmacaroni(マカロニ)というチャンネルがおすすめ。おかず料理や肉料理で再生リストがまとまってたり、手軽な料理が多かったりして嬉しいです。
ただ、そろそろNFや卒論で忙殺される未来が見えているので、パパッと作れる料理のレパートリーを増やして時間とお金を浮かせたい、というのが直近の目標です。あとは玉ねぎのみじん切りを上手くできるようになりたい…

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