3月セリの反省とブリアン育成マニュアル
おはようございます。
ノートの記事は発信するだけの一方通行的なものだと思ってまして、たまにしか更新もしないし自分の書きたいように書いていこうと思ってます。もし自分と違う意見があって気分を害されたらすいません。
さて、今日は首題の事を書こうと思います。僕が「完成した!」と思っていた育成マニュアルと新しくした部分についても書きます。まず競りの反省についてですが、今回の競り牛は
286日齢で体重が273kgで体高が109.9cmでした。
僕としては育成マニュアル完成したと思っていたこともあり、親牛が質系に偏っていて小さい牛だからあまり大きくならなかったと考えて、今後は交配をもっと増体よりの牛にしようと考えていました。確かに前回の種付けの時は「育種価」を見て判断していて、例えば増体育種価がAならでかくなるだろうみたいな短絡的な所がありましたので、、(反省)
実際の枝肉成績を見ると同じA(記号)でも上下に幅がかなりある事に気づき、今は「育種価と言っても本当に参考程度、むしろ参考にしたら危険かもしれないな。」くらいに思っています。枝肉成績大事。
ところが、巨匠はこの結果を見て「小さい血統を付けても日齢体重に行かないのは何かしらの問題がある。」と判断されました。何か問題があるんじゃないの?と。あの牛病気でもしたのか?とか聞かれました。僕は自信満々に育成マニュアルは完璧だし、病気もしなかったし順調でしたので交配失敗したと思ってますと答えたのですが、だとしたらマズイ管理を見直せ!と、日齢体重いかないのはおかしいぞと言う事で色々と見直したのです。
その結果、思い当たる節は「人工哺乳期間」でした。当時75日で離乳するという記事かなにかを読んだ僕、そしてミルクが増えた大変なゆかさんと言うのが重なってウチは75日離乳にしよう・・という判断をしていたのです。ただでさえ小さな母牛だったのだから、、むしろ伸ばすべきだったと反省でした。
このことから、自分はマニュアルとか数字(例えば何か月の牛は何キロあげるなど)にとらわれ過ぎていて、目の前の牛をきちんと見ていなかったなと言う事に気づきました。健康状態はもちろん毎日ギラギラ見てますし、ウンコも日々確認してましたが牛を見て、もうちょっと食べた方がいいとか少し制限しようとかとか、ミルクの期間を伸ばそうとか短くてよさそうだとかですね。
そしてもう一つは粗飼料についてです。シャトーブリアンMIXと名付けて、5種類の草を36mmにカットしてあげていたのですが、これも反芻の事や消化速度を考えるともうちょっと長い方が良いと判断しました。これも巨匠との会話の中で粗飼料も固い方がいいぞとアドバイスを貰ったからです。無駄に何種類も混ぜるのではなくて選ぶ事にしました。
それでは新旧ブリアンマニュアルを比較してみましょう。
ミルク
75日→90日
シャトーブリアンMIX
チモシー3.5:オーツ3.5:バミューダストロー1:アニュアルストロー1:稲わら1を36mmカット
↓↓
チモシー4:オーツ4:オーチャードストロー1:稲わら1を57mmカット
これは固さと長さを変えて反芻を促す目的で変更しました。
消化速度が遅い方が大きくなるんじゃないかと仮定してます。
今年の牛達もこれから競りに出るので答え合わせになればいいなと思っています。
それにしても巨匠から「色々試して失敗して学ぶとかじゃダメだ、一回失敗したら一発で最適解を出すように!なんなら失敗せずに最適解出すのが理想だ」とご指導いただきまして、僕も上を向いて歩こうと心に念じました❤️
終わり
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