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鹿児島から高知へ二度目の訪問

和牛の後継者を探してる

前回、高知県内で、引き継ぎたい牛舎があるってことで再度訪問する事になるとこまで書いたと思うので、再度単身高知県へ飛ぶとこから始めましょう。

結論から書くと、後日、三度今度は家族で高知へ訪問することになるのである。

~牛遍路~
二度目と言う事もあり後継者を探してる所へ視察と高知県の牛飼いを沢山見に行こうというテーマで高知へ来た。まず最初は「高知県宿毛市」一番西の方、高知県愛媛県境目であり海はさんで大分がある。宿毛市では、親が牛飼いをしていたけど、息子さんは継ぎたくない状態で親父さんが他界されてしまったという話だった。山を削って作った牛舎と川から引いた水で牛を育てている牛舎だ。(ここでの就農は、官民一体のサポートチームまであったけど、引っ越しのハードル、夫婦の話し合いの中で最終的には辞退した。)

少し話は逸れるけど、高知県は県民一体となって移住者を支援していて農業の就農も手厚くサポートしてくれる自治体が多い。田舎移住は実際に定着できる割合は3割くらいだったと思うけど、高知はべらぼうに定着率が高い。その理由は、全ての自治体で移住相談窓口があったり、NPOなどと連携して地元と移住者をつなげる動きなんかもある。

話を戻して、足摺岬のN牧場、ここは山の斜面にノシバと岩場でできた放牧場が広がっていて斜面から太平洋が見える素晴らしいロケーションだった。母牛あか牛を30くらい?とポニーを同じくらい飼養されてたと思う。

次に津野町のK牧場、ここは和牛じゃなくてジャージー牛とジャージー牛ソフト、スイーツなどを手がけられてた。ジャージーは山で飼養されてるのは驚き。又、ジャージ牛も6頭くらいで、それを全て加工して生計を立てているそうだ。

そして、大豊町のWファーム、ここは和牛だけじゃなく高原野菜やら有機野菜などを作って卸してる。ジャージーも育ててて、チーズなども作っている。農家民宿もやってて、経産を少し肥育して提供してる。手広い。

後は、伊野町のマチダ牛肉。肥育とお肉屋さんをやっている。ここでは、お肉屋さんは絶対にやった方がいいと念を押された。ご主人は、肥育を初めて数か月後に周囲の大反対を押し切って精肉も始めたらしいが今となっては生き残っている肉屋はこの辺はウチしかいないと言っていた。鹿児島から来たことを話したら「そういえばこの前城山ホテルって言う所に肉売ったよ。」と驚きだった。

最後に、仁淀川町のツボイ放牧場、仁淀川ブルーと言うものすごくきれいな川がある事で有名な場所なんだけど、そこの山の上に昔の養蚕団地があって、山中にいくつか集落がある。そこに20ヘクタールの山地に草地が広がっててあか牛を飼っていた。標高1000メートルくらいらしい、牛舎はない。ここは本当に私が理想だなと思える牛の飼い方をしてたけれど、生活のハードルが高く我々田舎移住初心者にとっては想像もできなかったので辞退した。(家から下の道に降りるまで30分かかるんだよ。)

色々な牧場を見て回って話を聞いてる中で、私が放牧で牛を飼いたいと思っている事から、熊本県阿蘇市で完全放牧で肥育するあか牛を育ててる方を紹介してもらった。鹿児島に帰って今度はすぐ阿蘇に向かう事になった。


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