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めざせ余暇人!/感応道交
今年は非常に穏やかな新年の幕開けとなりました。
昨年の元旦は、1年の目標を掲げ、それをなんとしても達成するという決意を立てたと記憶しています。
しかし、今年はとても穏やかな新年を迎えています。もちろん、今年実現したい目標はあります。それは昨年立てた目標よりも大きな目標となっています。それでも、今年は、その目標が実現することが分かっているかのように、こころ穏やかに新年を迎えることができました。
弘明寺参拝
そんな年の元旦、今日は導かれるように横浜市最古の寺であり、十一面観世音菩薩様をご本尊とする弘明寺に参拝に行ってまいりました。
~弘明寺ご本尊由来~
聖武天皇の天平9年(737年)、天下に悪病流行の際、河内和泉の国の僧行基
が勅命を奉じて、天下泰平祈願のため全国を巡錫(じゅんしゃく)し、当山の浄域に草庵を作り、一刀三礼(一刀刻む毎に三度礼拝する)の至誠を尽くして彫刻祈願されたのが、現在の御本尊十一面観世音菩薩様です。
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弘明寺には何度もお参りしたことがありますが、今日、ご本堂に掲げてある「感應」の文字が書いてある額が目に留まりました。
家に戻ってからこの感應の意味について調べてみたところ、『「感應」は「感応道交」という仏教用語の一部でもあり、これは、仏と人、あるいは心と心の間の相互作用を表す言葉です。仏の慈悲が人に感応し、人が仏に帰依することで、両者の間には深い繋がりが生まれるという考え方です。』
という答えが返ってきました。
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感応道交
感応道交とは、仏の働きかけと、それを感じ取る人の心とが通じ、相交わること。また、師と弟子とが相投合することです。
これを人と人の関係に置き換えてみると、言葉を超えて心と心が通じている状態のことと言えるのではないでしょうか。
信じる心は、感応を生み出す力となります。
私たちが心から相手を信じ、その心に寄り添う時、私たちの心は開かれ、相手の心の奥底にある真実に触れることができます。
これは、まるでラジオの周波数を合わせるように、私たちの心を相手の心の周波数に合わせることと言えるでしょう。
すると、言葉を超えた、より深いレベルでのコミュニケーションが可能となるのかもしれません。
まだまだ、感応道交の境地には到達していませんが、全てを受け入れ、信じることができる方の存在によって、私は穏やかな新年を迎えることができました。2025年は社会的に大きな変化が起こる年になります。そんな大変革の年を、感謝と信じる力によって切り拓いて参ります。