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「とんかつは飲み物。」って...
2017年12月26日の20時頃、私は池袋にあるとんかつ屋さんに来ていた。わーい、晩ご飯にはとんかつを食べるんだ♡
とんかつは飲み物。
https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13211434/
別にどこで晩ご飯を食べてもよかったのだが、どうしてもこの店名が気になって、ここに来てしまった。
このような言い回しは、若槻千夏氏の「マーボー豆腐は飲み物です。」というブログでの発言や本の名前から来ているとよく言われるが、実際は、巨漢タレントの先駆け、ウガンダ・トラ氏が早食いに関して言った「カレーライスは飲み物です。」という言葉の方が先らしい。
ただ、カレーライスや麻婆豆腐だと、噛まずに流し込むように飲み込むことも可能だが、とんかつに関してこのようなことはできるはずがない。
ましてや、私の注文した「漢のミルフィーユとんかつ定食」という3種類のカツが重ねられたものに関しては、絶対に不可能である。
ここでは、「…は飲み物です。」という言い方が表す意味に、拡張が見られると、言語学的には分析できる。
そもそもウガンダ・トラ氏が特技の早食いに関して述べていた言葉であり、噛まずに流し込むように食べるという本来の意味から、単に早く食べることができることを表す意味へと、拡張されたと考えられる。
これは、もともと特定的な様態を含む意味を表していたものが、もっと広い一般的な意味を表すように変化することで、言語学ではシネクドキーと呼ばれるものである。
また、若槻千夏氏の「マーボー豆腐は飲み物です。」は、ダイエット中にマーボー豆腐を食べているところをマネジャーに見られて、とっさに口に出した言葉だとされているが、この場合、食べ物というほどカロリーがなく、飲み物を飲むのと変わらないと言っていることになる。
つまり、食べ物ではあるが、そんなにカロリーを含まないということを示唆するという解釈もできる。
こんなことを、カツを食べながら考えていた私は、ということは、大してカロリーが多くないカツをさっと食べられるお店という意味で、この店名は付けられているのか... などと考えていたが、実際にはそこまで深い意味はないような気もする。
いずれにせよ、「漢のミルフィーユとんかつ定食」は私にとって多すぎた。食べ物を残すのが嫌いな私は頑張って食べたけど。
価格のお手頃感と、あと手作りお総菜が3種類選べるところは魅力的だと思った。
実は同じ池袋に、「カレーは飲み物。」というお店もあるのだが、こちらに行かなかったのは残念w
https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13149215/