共感 ~岸岡選手の声とは~

高校時代に続き大学時代の僕のことを書こうと思ってましたが、とても共感し共有したいことがあったので、それに触れさせてください。

現役ラグビー選手でありながら、絶えず情報を発信し続ける岸岡選手。
全国を行脚しながらラグビー教室を開催するなど、彼の行動力や思考に親子(息子います)で尊敬している選手です。

昨夜もSNSをチェックしていたら、「stand fm」にこんな投稿がされていました。

ここで言及されている「声」について。
これ(指導?)は僕もずっと理不尽に思ってきていました。

「声を出せ」
「声を出してないからミスするんだよ」
「声が出てたらよかったのに」

「声」ってなに?

指導者は一概に「声」というけど、それはものすごく大きな括りで表現してて的を獲ていない。
どんな「声」を出したら正解、もしくは合格なのか。
その答えを持ってて「声を出せ」と言っているのか。

そんな思いを僕は持っています。

現在ラグビースクールでコーチをやらせてもらっているのですが、そこで僕は、
「声を出せ」ではなく、「思いを伝えて」
という言い方をしています。
思いとは、
・僕や私がしたいこと、やりたいことをみんなに伝えて
・僕や私がみんなにしてほしいことを、みんなに伝えて
と表現しています。

上記2点のうち、前者は主に自分がボールを持つ際に、自分の理想とする形で持つためのリクエスト、後者は自分一人では対処が難しいことを自分以外のみんなに協力をお願いすること、というような定義としています。
時間が流れていくゲームの中で求められてくるのは、瞬時の判断と実行。
その判断材料は明確であればあるほど、そのスピードは速くなり、優位になる。
伝える方には状況判断や思いの言語化する能力が求められてくるが、これはラグビーだけに関わらずビジネスシーンにもけっこう重要なスキルと思います。
恋愛もそうかもしれないですね。

周りを見るとまだまだいます、「声を出せ」って叫び続けている方。
それを指導というのであれば、僕は無責任で乱暴と思います。
まずは指導する側が、子供たちに体現してほしいこと、つまり「思い」をはっきり「伝えて」いくことからマインドチェンジしていかなきゃ。
↑これが僕の「思い」です。

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