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ブックサンタ
サンタ業務から足を洗って随分経つ。
去年ブックサンタをされたnoterさん⭐︎の記事を読んで、そんなのがあるんだ!と存在を知った。
今年早くもブックサンタをされたnoterさん▲がいらした。私もやってみようと思った。
🎄
東日本の震災のあと。友人にボランティアに誘われた。だけれども断った。それは、続けられる気がしなかったから。物見遊山の一回きりになるのは失礼なんじゃないかと思った。
誘ってくれた友は、今でもボランティアをライフワークとして続けており、最近は北陸に通っている。素晴らしいと思う。けれどもやはり私にはそれはできない。
私は世の中の大抵のことはどーでもいい。
だけれども、
子供の境遇に関する事件や事故には、感情を移入しすぎてしまうので、注意されることがある。だから、ささやかに子供に貢献できるブックサンタはやってみたいと思ったのです。
🎄
ブックサンタの要項をよくよく読む。
その趣旨成り立ち。
様々な困難によりクリスマスのお祝いをすることが難しい、0〜18歳子ども達が対象とされる。
まずどの年代の子供に贈りたいのか。どんな本がいいのか。考える。
贈りたい対象年齢は、幼児から未就学児童くらいにしようかなぁ。それは純粋に、サンタさんからプレゼントだ!って喜んでもらえたらいいなと思ったから。
プレゼントとして楽しめる本。
何にしようか。
ベストセラーやロングセラーものは、既に持っていたり読んでいたり、またチャリティで集まりやすいらしい。うーん、悩む。
私が子供の頃に読んで、それをまた我が子にも買ったクリスマスの絵本。あれはどうだろうか。
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さむがりやのサンタ
このサンタは皮肉屋で、寒がりで。
夏が早く来ないかとボヤきつつ、世界をまわる。
訪問したお宅でお酒を嗜んだり、ラスベガスでカジノをしたりまぁ、ステレオタイプなサンタからはかけ離れたサンタなんだけど。
成長してからもクリスマスの絵本として楽しんでもらえる一冊なんじゃないかなとチョイスして、本屋さんに向かった。
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ささやかにアピールされていた
本屋さんにて話を聞く。
そうしたらよ。
書店員さんがいうには、小学生対象のチャリティが不足しているという。そうかそうか…
練り直す。
夢があるあの本!
大人になった私が夢中で読んだ、「ハリーポッターと賢者の石」なんかもいいんじゃない?と思ったが、ブックサンタ的には一話完結ものが良いらしい。
ふーん。と、迷いに迷っていると。
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書店員さんが、小学生向け推薦図書リストをくださった。家でゆっくり選んでオンラインから注文することにした。
帰宅して、熟考すること数分?
これにした。
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クリスマス・キャロル
スクルージおじさんが出てくるやつ。
これまたクリスマスっぽくないけれど、ケチで頑固な老人が3人の幽霊と出会うことで改心していく。心温まるストーリー。
クリスマス・キャロルを今年の本にした。
🎄
一年に一回のこの季節。本の一冊を贈る。これは続けられる気がするが。サンタさんから本が贈られてきたら。。。どうなんだろうか?
別に本なんか欲しくないかもしれない、本当はおもちゃが欲しいかもしれない、ゲームが欲しいかもしれない。だから、勝手に送る側の私の自己満足なのかもしれないな、とも思う。
廊下で顔を合わせたウチの大きな同居人に、唐突に思い出の絵本を聞いてみた。
「ねないこだれだ」と言ってトイレに入って行った。へぇ!そうなんだ。
ここ最近、「ねないこだれだ」の、せなけいこさんが。ぐりとぐらの中川李枝子さんもお亡くなりになった。おふたりの作品にはたくさんの思い出がある。
本のタイトル、表紙画、作者の名前、それだけでお話が浮かぶ。素敵な本の思い出は大人になっても尚、心に残っている。
だから、そんな本の贈り物はやっぱり素敵かもしれないね、と思うことにした。