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お尻からカメラの記録
はじめにお断りしておきます。タイトルとおり。あまり綺麗なお話ではありません。
大腸カメラをしたお話です。
世の中にはなんでも溜め込んで苦しむ女子が多いですが。私とは無縁のお話。なんでも溜め込まない派の私は、お腹も弱過ぎて肌身離さずストッパがお守り。
そんななので、主治医の先生のアドバイスで、健康診断の際に大腸カメラをしましょうということになった。
嫌だな。。。実録!お尻からカメラの記録。
〈最後の晩餐〉検査前日。
夜10時に下剤を3錠飲む。以降は飲み物以外は禁止。その日のその時間。私は居酒屋にいた。
夜10時頃。
おにぎりを食べちゃう。そして下剤を飲む。
以降はお約束を守り水分という名のアルコールだけ摂取。
(注⚠︎消化の良いもの摂取が推奨されてます。アルコール可かどうかすら不明)
〈当日〉
朝8時30分。病院へ着くや否や。
〈苦行はじまる〉
2リットルの腸管洗浄剤を2時間くらいかけて飲む。これがまぁ辛い。それに美味しくない。経口補水液みたいな、スポーツドリンクみたいな味。ビールなら2リットルくらい飲めるのにね。飲み進まない多量な下剤。
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まず1時間かけて1リットルの下剤を飲む。そのあと、薬剤の半分。500mlの水分を取る。また1時間かけて残りの薬剤を飲み続ける。苦行。
〈出す〉
この量を飲み干す頃から、もよおしはじめる。
大腸の中を空っぽにするまで出す。空っぽの目安はほぼお小水の状態になるまで。これがまた辛い。
看護師さんからマイトイレットペーパー持参をお勧めされていた。病院のは再生紙で固いから。という意味がわかったよ。持っていかなかった私が悪いから、お尻が痛くなってもここは耐え忍ぶ。何回行ったかわからないトイレ。スッキリ!デトックス!腸にカスひとつない状態♪
〈お尻が割れたトランクス〉
ほぼ無色になったら、呼び出しボタンで看護師さんをトイレに呼び込み。出したものを確認していただく。ほぼ透明とはいえ私の排出物を見せるのが恥ずかしい。
OKが出たら、お尻の部分がパックリ割れた不織布のトランクスを渡される。これを履くなんて…恥ずかしい。恥ずかしいの連続。
〈BGMはクラッシック〉
クラッシックが流れる処置室。リラックスムードを漂わすも、手術室のような処置室の中。
初体験前のドキドキ恥ずかしい思いで処置台で横たわっていると、可愛い女医さんがいらした。良かった、おじさんじゃなくて。
だって、これからお尻からカメラなんだよ…辱め
「出したくなったら遠慮なく出してくださいねー」とのこと。そんなことが起きたら、末代までの恥!!!出産の時すら、出さないようにしましたからね、キリッ。
「麻酔しますねー」と、何かを嗅がされて意識が一瞬飛ぶ。局所麻酔でも全身麻酔でもない。
ふっと我に帰る。意識はあるけれども、痛みもないし、恥ずかしいとかいう感情もなくなる。
なんだあれ?
だから、カメラが入る感覚も何もない。覚えてない。でも、カメラで映る様子を説明されている事は判断できるようなできないような。
「ポリープがあったらこのまま切りますねー」
「ふぁい…」
とか、ちゃんと会話もしていた。
そんなふわふわした中で終了、する頃に覚醒。
ごめんなさい。実録も何も、肝心のお尻にカメラのところが、全く覚えてないし感覚もないのです。めっちゃ痛いよ!とか、カメラが入っていく実況もなければ、すげー恥ずかしいよ。とか感情もなにもありません。という事は楽だったってことで。寧ろね、胃のバリウムX線検査の方が最悪だった。あれ、乗り物酔いするわ。
でも、体はフラフラなので車椅子に乗せられ。
ビタミンと補水の点滴を小一時間打ちお休み。
こんなに大変な思いをしたのに、結果何もなかったので、ただのお腹の弱い人でした。
人生でまだ経験した事ない事はたくさんある。
私はね、お尻からカメラをコンプリした!大体の穴は制した♪