見出し画像

冬の火葬場待ち

(時差投稿)先日のこと。
99歳の祖母が亡くなった。あと、13日で100歳だったから。もう少し頑張って欲しかったのは残されたもののエゴか?
亡くなる5日前に見舞ったときも、頭はしっかりしていたから、もうすぐ100歳だね。というと、
「早く死にたい」と言っていた。

そんな100歳になろう祖母の大往生のお話はしまっておくとして。それよりもだ!

話には聞いていたけれども、冬場の火葬場待ちに巻き込まれることとなった。

📿
祖母の訃報を聞いてすぐ、当日の午後から3日間の仕事を休む手配をした。午前の仕事だけこなし、祖母に会いに行く。
今後のスケジュールを聞くと、最短で葬儀と火葬が5日後だという。
え?明日から三日間休んじゃったよ!忌引きはどうすりゃいいの?と、働き盛りの孫一同どうしたものかとなったのだが。結局葬儀は来週に持ち越しとなった…

とりあえず、キャンセルした仕事場に再度連絡し、やっぱり明日から暫く普通に働きます。と前言撤回した。へんなの。

📿
という訳で葬儀まで5日ほど普通の日を過ごす。普通にライブとかも行っちゃった。先が長すぎてずっと喪に服しているわけにもいかない。

祖母のご遺体は葬儀場の霊安室に保管されていたが、毎日14時から15時の間は会いにいけば会えるというシステムだった。へんなの。

そもそも亡くなった祖母が一番嫌だっただろうに。いつまでもドライアイスに包まれていたら冷たかろう。祖母は棺に西城秀樹のCDと写真集を入れて欲しいと言っていた。イケメン好きな祖母はヒデキファンだった。ひと足先にいったヒデキが天国で待っている。

Xで#火葬場待ち と検索すると。5日なんていうのはザラで、世の中はもっと大変なことになっているようだった。周りは今お葬式ラッシュなのだが、最近は更に1週間から10日待ちになっているようだし、こんなニュースにもなっていた。

ちょっと話が逸れるが。
祖母が今際の際を行ったり来たりするようになり、まもなく社会人になるし大学生の息子に喪服を作った。

某大手紳士服店で、スーツを作ったのだけれども、パンプアップして大きくなった息子は既製品は合わず、オーダーメイドとなった。(なんてお金のかかる子かしら)

出来上がったスーツを私が受け取って、家に持ち帰る。一応試しに着せてみると。スーツのズボンが20センチくらい寸足らずだった。びっくりした。どーいうこと?どうしたらこうなるの?誤差の範囲じゃない。これじゃステテコだ。

採寸の間違いなのか?縫製の間違いなのか?
「これは何の間違いかしら?」と大急ぎで作り直していただいた。出来上がったら必ず試着、肝に銘じたほうがいい。

📿
そして漸く葬儀の日。
混雑の中、ようやくねじ込んだ葬儀の開始時刻は朝8時!冬の早朝に家を出る…暗いし寒いし。お坊さんもご苦労なことです。毎日こんな時間から回しても追いつかない葬儀と火葬。

火葬場の不足なのか?
高齢化社会からの死亡率なのか?
冬場だから亡くなる方も多い時期だとは思うが。

大正15年生まれ、享年99歳の祖母のお位牌は、
昭和15年生まれと間違って記載されて、享年85歳で亡くなったことになっていた。これまた大急ぎで作り直してもらった。最後まで、てんやわんやだった。

兎にも角にも、冬場の火葬場待ちを経て。祖母は今頃ヒデキに会えただろうか?

ps.ヘッダー画は東京から見た富士山🗻

いいなと思ったら応援しよう!