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カクコト


「カクコト」ってカタカナで書いたら
「カタコト」に見える。
見える……
誰が何と言おうと私には見える。

見えるか見えないかは置いといて。
noteをやってみようと思ったのは「カクコト」が好きだから。
でも、なんで好きなんだろう。



それは、
「どこまでも一人になれて、どこまでも誰かと一緒にいられる気がするから」なんだと思う。

矛盾しているように感じるかもしれないけど、そんなことはない。私の中では。

言葉が湧き上がるかのように
スラスラ書ける人もいれば、

どこかから降ってくる言葉を形にしている
アーティストっぽい人もいれば、

書くのは苦手だけど
なんとか言葉を捻り出そうと一生懸命な人もいたり。

人によって言葉の紡ぎ方はそれぞれだろう。
でも、そうやって言葉と向き合っている時間は、どこまでも一人で、どこまでも孤独だ。

もっと上手く書きたいのに書けない。
気持ちにピッタリ合う言葉が見つからない。
書きたいことがありすぎてまとまらない。

ああでもないこうでもないと考え抜いた末に生まれた言葉は、どこまでも自分と向き合い、一人になったからこそ出てきたのだろう。



でも、とことん一人を味わったら、いつの間にか誰かに会いに行っている気もしてくる。

私の思いを誰に伝えたいんだろう。
読んだ人は何を感じてくれるだろう。
もっとこうした方が読みやすいかな。

そんなことを考えながら孤独の中で迷子になっている時は、一人だけど、確実に誰かに思いを寄せているのだ。

ちなみに、今私はこれを書きながら
「読んだ人が"ナニコレ"って感じてくれたらいいな」って思いながら書いている。



こうして「一人」と「誰か」の間を行ったり来たりしながら、ゆっくりゆっくり言葉を紡ぎ出すのが楽しくて好きだ。
そして、性に合っている。

だから、書いてみようと思った。
下手くそでも、乱雑でも、カタコトでも、
カクコトをしてみようと思った。

記念すべき第1回目のnoteがこんなので大丈夫なのかという気はするけど、「ナニコレ」が残せたらそれで良し。

また書こう。
気が向いたら、一人と誰かの間を行ったり来たりしにこよう。

そして、私にしか書けない言葉をたくさん残せたらいいな。

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