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その先にある信用

徐々にイベント開催の予定が見えてきて、何度も打ち合わせを重ねて、感染症予防対策を講じてきた。

そんな中で、待ってましたとばかりにたくさんのお問い合わせや申し込みをいただきました。

いつもなら、柔軟性も大事だということで多少変更をすることがある。だけど、今回に限ってはどうしても譲れない点がある。

それは、参加者及び会場、関係者へのリスクマネジメント。

おそらく大丈夫だろう。その認識の甘さが、他の参加者や関係者の想いを裏切る形になるということを想像すべきであり、万が一何かあった場合、その後私たちのイベントが開催できなくなるだけではなく、活動自体もできなくなる可能性があり、何より会場に多大なるご迷惑をかける。そして、出した条件に合わなくて参加を諦めた方々もいる。そういった方々の想いはきちんと受け止めてキッチリお返ししなければならない。それが目の前のお問い合わせいただいた方をお断りすることになったとしても。

すごくよくわかる。目の前にいる方の希望をなんとか叶えたい。応えなきゃ次のイベントに参加してもらえなくなるのではないかという不安。

しかし今は、その先にあるものをみたい。危機管理の甘さが露呈した場合、目の前の方だけでなく、参加を諦めた方の失望や落胆。ここは言えばどうにかしてくれるという参加者の方々の甘え。

諸々を考えたときに、私は目の前の方に事情を説明してご理解いただき、別の案を提示し、それでも受け入れてもらえなかったのならそれは仕方のないことだと思う。

全ての人を受け入れることは不可能であり、やらないことを決めていかないと、芯もブレてしまう。

冷たいと言われてしまうかもしれないけれど、その向こうにいる人々を守るための選択をしたい。

最後までお読みいただきありがとうございます。プラクーチェの活動を知っていただく機会となったら嬉しいです。