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コンテンツ更新の重要性!サボるとこんなに成果が落ちる

LINE公式アカウントの運用で重大なポイントの一つは、ユーザーの関心を持続させ、アカウントに定着してもらうことです。

しかし、多くの企業がこのポイントを達成するための運用を上手く行えていないのが現状です。

ユーザーを定着させるために重要なのはコンテンツの定期更新。

このコラムでは、コンテンツを定期的に更新することの重要性について解説していきます。


リッチメニューの重要性

コンテンツを定期的に更新する事は、リッチメニューを定期的に更新する事とほとんど同義です。

そこでまずは何故リッチメニューが重要なのか?コンテンツ更新とどう絡んでいるのか?を解説します。

PUSH配信より、リッチメニューに反応する

ユーザーはPUSH配信時にアカウントに訪れる事がほとんどですが、その際にPUSH配信のバナーよりもリッチメニューの方がユーザーの反応をより多く獲得していることがあります。

PUSH配信は一時的な通知として機能しますが、リッチメニューはアカウントを訪れた際の「ファーストビュー」として常に目に触れるため、ユーザーの注意を引きやすい掲載面だからです。

また、PUSH配信の内容に興味を持たなかったユーザーでも、リッチメニューに設定されている様々なコンテンツから何かしら興味を引かれる項目を見つけることがよくあります。

例えば、PUSH配信では特定のキャンペーンや新商品の紹介をしたとしても、その訴求に興味を持たないユーザーも存在します。

しかし、リッチメニューにはオススメ商品だったり、ホームページへの誘導、FAQなどPUSH配信以外の要素も掲載する事が出来るため、ユーザーは自分のニーズに応じて反応を示します。

このような特性からPUSH配信よりもリッチメニューの方が反応を得る事が多くなります。


PUSH配信時以外にも訪れるユーザーがいる


こちらのグラフは、某アカウントにおける1か月のデイリーのセッションとトランザクションの実績です。

多くのユーザーはPUSH配信時にアカウントに訪れるため、PUSH配信日が多くの実績を上げています。

一方でPUSH配信日以外にも一定の実績がついています。

これはロイヤリティの高いユーザーはPUSH配信がない時でもアカウントを訪れるためです。

このようなユーザーは、リッチメニューを含むアカウントの内容を定期的にチェックし、新しい情報やサービスを探しています。

その際に目当ての情報にたどり着けば、その場でクリックやコンバージョンなどのアクションを行ってくれます。

そのためにも、コンテンツの更新を行う事は重要です。



リッチメニューの影響度

リッチメニューの重要度は解説しましたが、他の掲載面と比較してどの程度影響度が高いのでしょうか?

掲載面別実績

某アカウントにおける掲載面別の実績についてご覧下さい。

このようにリッチメニューはセッションとコンバージョン両方において大きな影響を与える事がわかります。その理由は前述した通りですが、より成果を上げて行くためにもコンテンツを更新する事が重要です。


コンテンツ更新による成果

では、実際にコンテンツを更新がどのくらい影響があるのか?

実例にて解説します。

更新したケースと更新してないケースで比較


こちらは某アカウントにて、リッチメニューにてコンテンツを更新した月と、前月から継続した月の反応数を比較した図です。

PUSH配信数など条件は揃えています。今回のケースではPUSH配信の訴求内容の強さもそこまであまり違いはありません。

その結果、40%程コンテンツを更新したケースの方が成果が出ました。

この結果からも更新した時のインパクトの大きさを理解できるのではないでしょうか。


コンテンツ更新のケーススタディ

ここまではコンテンツを更新する重要度について説明してきました。

では、コンテンツを更新する方法としてどのようなやり方があるのでしょうか?
ここでは事例を用いて紹介します。

ヴァレンティノ:特集ページを定期更新


ヴァレンティノでは、特集ページを定期的に更新してリッチメニューから誘導を掛けています。商品カテゴリーに合わせたページ、タイアップ商品の紹介ページなど都度企画を設けて訴求する事で、ユーザーに新鮮な情報を提供し、コンテンツを見てもらう工夫をしています。


SHEIN:クリエイティブで定期更新の訴求

ヴァレンティノのようなページを都度更新するのが難しい場合、SHEINのようなやり方も考えられます。

SHEINでは、リッチメニューにて商品ランキングページへの誘導を掲載していますが、そのテキストを「1時間毎に更新」というクリエイティブで表現しています。

これによりユーザーは頻度高くページに遷移する事で新たな情報を手に入れられる事が理解できるため、反応数向上に繋がります。


ルフトハンザドイツ航空:毎月アンケート企画

ルフトハンザドイツ航空では、アンケート企画を毎月行っています。

毎月何か当たる可能性があるため、ユーザーは1か月に1回は参加するモチベーションを意識する事が出来ます。

アンケートページ自体は同じものを流用できるため、工数をかけずに実現できる事例と言えます。



最後に

いかがでしたでしょうか。

多くのアカウントで新商品や新しいプロモーション企画がある時にPUSH配信だけ行い、リッチメニューはずっと固定というものがあります。

それで思いのほか反応を得られていない場合は、リッチメニューにてコンテンツを更新する工夫を行ってみてはいかがでしょうか?

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