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[Warby Parker レビュー]有名D2Cブランド「Warby Parker(ワービーパーカー)」でメガネを買ってみた③ ~発動編~
こんにちは!TCOのミカミ・リョーです。Warby Parker(ワービーパーカー)のブランド体験をレポートするシリーズ、準備が整いました。まずは、これまでの振り返りから。
ということで、処方箋もバッチリ準備。では、お待たせしました。NY在住の友人・キリコさんにミカミのアバターとなってもらって、オンラインによる遠隔ブランド体験をスタートしましょう!
アカウント登録メールから、ブランドとの距離感がグッと縮まる
ミカミ 「キリコさん、よろしくお願いいたします!」
キリコ 「どーも、ミカミさん。さっそく始めましょう!」
ミカミ 「まずは、アカウントの設定からですね」
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キリコ 「アカウント設定は、日本のECと基本的に変わらないですね」
ミカミ 「なるほど」
キリコ 「あ、メールが来ました。画面共有しますね」
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キリコ 「件名がステキかも!」
our one-stop vision care shop
あなたのワンストップ・ビジョン・ケア・ショップ
ミカミ 「自分たちの役割を語っている!」
キリコ 「そうそう。で、ファーストビューのメッセージを翻訳すると」
MORE THAN MEETS THE EYE
目に見えないもの、目に見えない部分
There's a lot of look out for at Warby Parker.
Here's a little preview of what we offer.
ワービー・パーカーには注目すべき点がたくさんあります。
ここでは、その一部をご紹介します。
ミカミ 「つまり、”はじめてのお客様に知ってほしいこと”ですね」
キリコ 「送信元のメアドもおしゃれ! @の前がsayhello(こんにちは)」
ミカミ 「 細かいところまで設計されてるなぁ」
最初のメール、すごく親近感がわいてきました(自分宛ではなく、キリコさん宛でしたが)。事務的な説明ではなく、自分たちを知ってほしいというメッセージがあふれていました。メアドから遊び心がありますね。
アプリ紹介! フレームをバーチャル試着
キリコ 「で、メールをスクロールすると」
ミカミ 「けっこうビジュアルで紹介していますね」
キリコ 「ですね。バーチャルで試着できるアプリ紹介があります」
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ミカミ 「残念! このアプリ、日本だとダウンロードできません」
キリコ 「そっか。サービスを提供してないからですね」
ミカミ 「公式の動画を見ると、こんな感じ」
キリコ 「なるほど。私もあとで試してみます!」
ミカミ 「このサービスは2019年のローンチみたいですね」
キリコ 「COVID19もあって、これは時流にあったサービスだったかも」
このアプリ、Twitterで検索すると、レビューしている人はけっこういます。新型コロナウイルス感染症の広がりで、人とはもちろん、モノに触れることへの意識が改まりました。バーチャルトライは、そのために開発されたサービスではないでしょうが、結果的にテクノロジーが新たな買い物スタイルのサポートにつながったと考えられるかもしれません。
フレーム選び! 商品名と並びに注目
ミカミ 「では、Warby Parkerのサイトに戻ってフレームを選びますか」
キリコ 「はい、今回はサングラスにします! ではShop Womanを選択」
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ミカミ 「スッキリしてて見やすいですね」
キリコ 「私もそう思います。”staff pick” ってオススメの見せ方もステキ」
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キリコ 「では、スクロールします」
ミカミ 「お願いします」
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キリコ 「どれもかわいい!」
ミカミ 「ラインナップ数、多いですねー」
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キリコ 「よく見るとフレームは、みんな、人の名前だ」
ミカミ 「ホントだ、エリオとか、レイモンドとか。アベもある(笑)」
キリコ 「アルファベット順にしてくれたら、選びやすいのにな」
ミカミ 「んー。あえて、ランダムに並べているかもしれませんね」
キリコ 「え、どういうことですか?」
ミカミ 「アルファベット順だと欲しいフレームは探しやすい」
キリコ 「そうですね」
ミカミ 「でも、はじめてなら、偶然の出会いが重要です」
キリコ 「たしかに商品名は知らない」
ミカミ 「だから、一通り見てもらいたいのでは?」
キリコ 「あ、だからランダムにしてるのか」
ミカミ 「ミカミの仮説ですが、商品名からそんな狙いを感じました」
メールに続いて、商品名の考え方はすごくおもしろかったですね。いつか、Warby Parkerの方に取材して、どんな風にコミュニケーションの設計をしているか聞いて、ミカミの仮説の答え合わせがしたいです!
アジア人にフィットする仕様も選択可能!
ミカミ 「まずは自宅試着用のフレーム5本を選びましょう」
キリコ 「迷いますねー。えーと、では、このMerrick」
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キリコ 「色はPolished Goldにして、Select Lenses and Purchaseに進んで」
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キリコ 「これはフレームの幅です。Mediumでいいかな」
ミカミ 「幅も選べるんですね」
キリコ 「で、Try at home for freeの1本目が決まりました」
フレーム選びは、直観的に操作できて、スムーズに進みます。操作を考えさせないシンプルなつくりは魅力的です。
ミカミ 「そうだ。試して欲しかったことがあります!」
キリコ 「なんでしょうか?」
ミカミ 「鼻の低いアジア人向けに選べるのがあるみたいで」
キリコ 「これですかね? フィルターで仕様を絞り込めるページ」
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キリコ 「Nose BridgeのLow Bridge fitを選択します」
ミカミ 「これを選ぶと商品が絞り込まれますね」
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キリコ 「このOliver君にします」
ミカミ 「Oliver君(笑) 名前がついてると、ついそう呼びたくなりますね」
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ミカミ 「Low Bridge fitと表示されていますね。カラバリは2色ですか」
キリコ 「ですね」
ミカミ 「Low Bridge fitを外して、普通にOliver君を見てもらえますか」
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キリコ 「カラバリ、増えた! というか、Low Bridge fitで減ったのか」
ミカミ 「鼻に合わせられるが色は限られる。トレードオフなんですね」
キリコ 「そういうことですね。今回はLow Bridge fitのOliver君にします」
ここで選んだMerrickとOliverの他に3本選んで、試着用の5本を決定。Low Bridge fitのような選択肢があるのはうれしいですね。ただ、キリコさんと操作してわかりましたが、極端に選択肢は狭まります。このあたりのカスタマイズ、今後どう変わっていくのか、気になるところです。
試着の申込み、それはパーティのはじまり!?
ミカミ 「では、さっそく試着の申込みをしましょう!」
キリコ 「OKです。Next stepに進みます!」
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ミカミ 「ここでクレジットカードの情報登録。 まだ無料なのに?」
キリコ 「アメリカだと、そんな不思議ではないかも」
ミカミ 「それだけクレジットカードが浸透しているんですね」
キリコ 「ですね」
ミカミ 「日本だったら、ここが離脱ポイントになりそうだなぁ」
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ミカミ 「でも、試着段階で決済手段とセットでの情報登録は効率的かも」
キリコ 「日本もそうなってくるかもしれませんね」
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キリコ 「では、こちらで申し込みます!」
ミカミ 「はい、お願いします!」
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キリコ 「パーティの準備をしてって」
ミカミ 「え?」
キリコ 「このメッセージですが」
Get ready for your Home Try-On party
ホーム・トライオン・パーティの準備をしよう
キリコ 「さらに、attendance(出席)にフレーム名が列記!」
ミカミ 「そうか。試着ホームパーティにフレームを招待してる!」
キリコ 「だから、フレームが人の名前なんですね。ステキ!」
ミカミ 「遊び心があっていいですねー」
申し込み完了画面に仕込まれた「ホームパーティ」という発想には、驚きましたね。そして、フレームの商品名が、なぜ人の名前だったのか、それはこのための伏線だったのかもしれません。ちょっとクスっとさせるところ、ホントにいいなと思います。
つい答えてしまう、アンケート設計のうまさ
ミカミ 「QUESTIONのボタンがありますね」
キリコ 「この、P.S.からはじまるのですね」
P.S. Quick question for you
追伸 ちょっとした質問です。
ミカミ 「ホームパーティの案内への追伸という演出がニクイですね」
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キリコ 「Warby Parkerを知ったきっかけですね」
ミカミ 「これはオーソドックスな質問ですね。Friendにしときましょうか」
キリコ 「はい。では、Next」
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ミカミ 「あと少し質問に答える時間あるか? ですね」
キリコ 「ありますか?(笑)」
ミカミ 「はい、よろこんで!(笑)」
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ミカミ 「わ、出てきた」
キリコ 「でも、割とシンプルな質問ですね。答えやすい」
ミカミ 「回答へのパーミッションを得てからというのが、うまいです」
キリコ 「いつ終わるかわからないアンケートってイヤになりますもんね」
ミカミ 「試着ホームパーティのお知らせから全部計算されてますね」
キリコ 「ですね。でも、その計算に乗りたくなる感じがあります(笑)」
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キリコ 「回答完了。”電話やメールでなんでも聞いて”で締められています」
ミカミ 「コミュニケーションの細かいところまで考えつくされてるなぁ」
キリコ 「では、試着フレーム、”5人”の到着を待ちますね(笑)」
ミカミ的”中間”まとめ
オンラインでキリコさんとのアカウントを実況中継しながら、フレーム選びを体験しました。
この段階で、コミュニケーションに関して、Warby Parker(ワービーパーカー)から学ぶところは多いなと実感しました。「モノを売っているのではなく、体験を提供している」とは、こういうことかもしれません。でも、言葉遊びだったり、アンケート設計のテクニックだったり、表面的なところをマネすればいいわけでないと思います。Warby Parker(ワービーパーカー)というD2Cブランドのスタンスやポリシーが明確にあって、そこからデザインされたコミュニケーションだからです。
次は、いよいよフレーム5本、いや5人が、キリコさんのところにやってきます。オンラインからオフラインへ。さらなるブランド体験レポートは続きます!
ミカミ・リョー@次回もお楽しみに!