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【活動報告】サッカーを観るついでにちょっとドリプラ寄りませんか?

こんにちは、静岡市人流データ運用チームです。
記事に足を運んでいただきありがとうございます。

第2回活動報告
静岡市清水区にある商業施設エスパルスドリームプラザと「サッカー観戦をきっかけとした周辺施設の回遊性向上」をテーマに打合せを実施しました。


エスパルスドリームプラザについて

サッカーファンなら「エスパルス」と聞いて直ぐに静岡市に拠点を置くJ2サッカーチームの「清水エスパルス」を思い浮かべると思いますが、その通りで清水エスパルスとすごく繋がりの強い商業施設になります。地元では「ドリプラ」の名称で愛されています。

打合せ日はあいにくの曇り空

エスパルスドリームプラザは、ライターの所属している企業が運営する静岡市シェアサイクルのステーションを設置してもらっている関係で人流データの調査にも協力してもらっています。

清水エスパルスの試合日には来訪者が伸びる?

データから見た試合日と施設の関係性

人流データの計測を初めてまず気になった点は、清水エスパルスのホームゲームがある日にはエスパルスドリームプラザのユニーク数(センター接続数)が伸びていることです。

2024年5月日別のユニーク数推移表
※施設来訪者数保護のためユニーク数は非公開とさせていただきます。

実際に、日本政策投資銀行が2022年5月に発表した「スポーツ・音楽・文化芸術等交流人口型イベントの社会的価値」の調査結果にてスポーツ観戦は経済面で地域貢献になりうる可能性があると考えられている。

スポーツや集客エンタメの観客は、特定の価値観を共有しているコミュニティであり、それゆえに、スポーツ観戦やコンサート鑑賞は、 人々の様々な行動変容を起こすきっかけとなりうる。
それらの行動変容により、地域の持続的な経済成長、地域における豊かな交流の実現、地域住民のヘルスリテラシーの向上や 地域の脱炭素への貢献等の効果を得ることが可能になると考えられる。

「スポーツ・音楽・文化芸術等交流人口型イベント(集客エンタメ産業)の社会的価値」共同研究報告書 | 調査研究レポート | 日本政策投資銀行(DBJ)


2023年には、ぴあ株式会社と共に「ユニフォームを着て、街を旅する」をコンセプトにした「ユニタビ」というアプリを開発しサッカー観戦を起点とし街の周遊を促す施策を実施している。

施設関係者が感じるイメージ

施設担当者であるエスパルスドリームプラザ営業開発部梅原様と鈴木様によると

梅原様:定期的に開催をしているエスパルスサポーターズパーク*には有難いことに多くの人が参加してくれています。しかし、サポーターズパークが開催されない日については駐車場のみの利用者が多い印象です。
※サポーターズパーク=ホームゲーム且つ試合に勝利した日に開催される選手によるミニトークショー

鈴木様:ユニフォーム割では施設内の飲食店を中心にお会計から何%オフ等のお得なサービスを準備しているので施設としてターゲットにしているヤングファミリー層を中心にもっと活用してもらいたい。

右:エスパルスドリームプラザ 営業開発部 鈴木様
左:エスパルスドリームプラザ 営業開発部 梅原様

エスパルスドリームプラザとしてはサポーターが施設の中まで入ってもらえるようにユニフォーム割を実施している

エスパルスドリームプラザ公式ホームページより引用 
https://www.dream-plaza.co.jp/service/uniform-service/

打ち手の検討

サポーターの受け入れに対して積極的に活動しているエスパルスドリームプラザとは今後、サッカー観戦後のサポーターを施設の中へと誘導するような打ち手を実施します。

その中で、冒頭で記述したシェアサイクル事業との連携強化の意味を込めてエスパルスホームゲーム時に実施しているシェアサイクルの臨時駐輪場にて
ユニフォーム割の案内をさせてもらう予定です
。臨時駐輪場では、毎回200台近くの利用があります。今後は、案内だけではなくシェアサイクルの利用と合わせた施策についても検討していきます。

シェアサイクル臨時駐輪場の様子

案内開始後、ドリームプラザのユニーク数に変動があったのか分析していきたいと思います。

最後に

今回は、サッカー観戦を中心とした打ち手についてnoteをまとめましたがその他にも「ヤングファミリー層」向けのイベントについても色々と意見交換をさせてもらいました。実現可能に向けて更に関係を強化し次の打ち手へと繋げていきたいと思います。

ライター
株式会社TOKAIケーブルネットワーク
企画部



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