【活動報告】観光×データで集客を増やすには?
こんにちは、静岡市人流データ運用チームです。
記事に足を運んでいただきありがとうございます。
第1回活動報告
「観光×データ」をテーマに一緒に活動をしているするが企画観光局と打合せを実施いたしました。
するが企画観光局について
公益財団法人するが企画観光局は静岡市を含む静岡県中部5市2町の観光プロモーションや支援を行っている法人団体になります。
するが企画観光局の方では、今まで団体独自で取得してきた
アンケート情報やgoogleビジネスプロフィールを活用したデータ分析に基づいた観光プロモーションやイベントの実施を各観光施設へと呼びかけを行っております。
「観光×データ」の活用推進
しかしながら、今まで感覚値で実施してきたことに対して急に数値化/データ化されても活用方法に戸惑う観光施設さんが多くいます。そこで、私たちがデータを紹介しつつ、どういった取組をしたらいいのかと言ったソリューションまでを提案させていただく方向で活動を進めています。
担当者として協力をいただいている、浜崎さんと瀬戸脇さんに観光面の人流データ活用についてお伺いをしました。
人流データはどのような場面で活用が見込めますか?
するが企画観光局 浜崎様:
するが企画観光局としても施設様に協力をいただいてアンケート方式で属性分析を行ってきました。しかし、イベント等はイベント開催時でしかアンケートが回収できなかったのに加えて、外国の方には言語的にハードルが高かった。そこで、人流データを活用することで平常時とイベント時等比較することが容易になる。そういった点で、「人を呼び込む」と言った面で活用していきたい。
するが企画観光局 瀬戸脇様:
静岡は最近、清水港へクルーズ船が寄港する影響もあり富士山関連施設でインバウンドが増加している。しかし、プロモーション面での多言語化がまだ進んでおらず、上手くインバウンドを施設へと呼び込めてない課題がある。するが企画観光局として、googleビジネスプロフィールを活用して施設概要の多言語化や文言変更を各施設へ呼びかけているが実施をしてくれる施設は少ない。そういった施設に対して人流データの国籍分析を提示して「これだけ外国人が来てるんだ」ということを視覚的に訴えることに活用していきたい。
地道な活動になりますが、やはりデータを持っていくと観光施設の担当者より「今までこんなデータ見たことなかった!」「やっぱりこの時間帯は人が少ないね…」「外国人こんなに来ているんだ」とポジティブな意見を多くもらいます。その中でも、協力的な施設さんに対してはデータ分析に基づいたイベント、施策やプロモーションなどの「打ち手」協力をしていただき、活用事例をどんどん増やして行くために策を考えています!
最後に
私たちがサポートしている観光施設さんは「個」にデータを分析する力がないのが現状です。しかし、官民連携で「面」的にサポートをすればもっと静岡市の観光が発展していくというのが私たちの考えになります。
ライター
株式会社TOKAIケーブルネットワーク
企画部