《転がる母に苔は生えないvol. 39》英語しりとり
皆さま、「しりとり」はお好きですか?
今、娘が「しりとり」にハマっており、
毎晩「しりとり」をしているのですが、
ここ数日、最も流行しているのが、
「英語しりとり」です。
「しりとり」や「山手線ゲーム」など、
言葉集めゲームがお好きなお年頃。
言葉遊びは、4歳くらいからできるようになるのが
一般的ですので、ちょうどいい遊びなのです。
電車の中でも、お風呂の中でも、
料理中でも、口が開いていればできるので、
よく一緒に遊んでいます。
さて、少し挑戦となる「英語しりとり」
これ、なかなか楽しいですよ。
Apple→Elephant→Tomato
のように、最後の文字を繋げていくものです。
彼女は、フォニックスで答えてしまいがちなので、
トマト、t、t、T (ティー)だね!
となるのですが、
「O」だよ、というと腑に落ちない顔をしています。
以前、英語はほとんど忘れちゃった、
という話を書きましたが、
幼稚園にたまに来る英語の先生に
頼りにされて、
とーーーっても誇らしそうにしています。
そこで、「私、英語できるの!」となったようで、
「英語ができる自分」が
アイデンティティの一つになっている様子です。
もちろん、5歳ですから、
単語のバリエーションは多くありません。
ですので、困った時には、
「助けてドラえもん〜」の口調で、
長男に助けを求めにいきます。
この「英語しりとり」、
果たしてどうやって終わるのかというと、
「X」で終わったら負けだそうです。
日本語も「ん」で始まる単語はないので、
それが負けになりますね。
いや、待てよ。
そもそも「X」で終わる単語、
知っていたかな?と思って調べたら、
Box, Tax, Mix, Complex,Relax etc
結構あったみたい。
「しりとり」も、「英語しりとり」も、
日頃使わない語彙を敢えて使って、
新しい語彙を増やしてあげる、
ということができます。
幼稚園児でなくても、
語彙を増やしたいなー、というときに
手軽にできるおすすめの遊びです。
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《プロフィール》
子安 芙美
東京出身
夫、長男11歳、長女5歳の4人家族
東京外国語大学大学院 日本語教育修士
2013〜2024 タイ駐在帯同
2024.07〜 日本(数年後再び渡航予定あり)
帯同中に2人出産し、初めての子育てが海外でスタート
自分が育った環境や感覚、世界観が違う子どもたちを
海外でどのように育てていけば良いのか悩み、
2018年にサードカルチャーキッズという概念に出会う
子どもの視点から見る、海外で育つということ、子どもたちの苦労、
そこに必要な親からのサポートについて学ぶ
近年、日本語教育については複数言語を話す子どもの
言語教育に興味がシフト
タイにおける母語・継承語としての日本語教育研究会から学び直す
主な活動:
・臨床心理士によるTCK Podcast ナビゲーター
・OVER THE BORDER -読む聴く知る 世界の教育-
ボーダレスライター
・海外子育て(TCK)講座講師
・『ジャーナル「移動する子どもたち」
ーことばの教育を創発する』第14号
特集:「子どものことば」を育むとは一親子の視点から
エッセイ部門に掲載
所属学会、研究会:
・タイにおける母語・継承語としての日本語教育研究会
(JMHERAT) 会員、オンラインWSメンバー
・母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会会員