見出し画像

《転がる母に苔は生えないvol. 65》それでもクリエイティブに生きたいの

私はずっと凡人でして、

足はそこそこ早い
勉強もそこそこ
楽器はできない。
ダンスは得意(今はしてない)だけど
秀でた才能もないし
あ、球技は全部苦手だし
絵も描けない
アート鑑賞は好きだけど、
毎日行きたいほどではない。

でもね、昔から、
スペシャリストになりたかった。
秀でた才能や、専門性に憧れた。
アーティストなんて憧れすぎるし、
友人には社交ダンスの日本一も居るし、
職業だって専門的なものに
とても憧れていた。
その人にしかできない、
表現できない才能みたいなもの。
憧れて、日本語教師を目指したけど、
才能ある人の教え方は
私とは雲泥の差だった。

どうしても私は
ゼネラリストタイプ。
そこそこ何でもできちゃう私は、
そこそこのゼネラリスト。

夫は、専門分野で仕事をしているから、
そのスペシャリストの立場には
とても憧れる。
でも、彼からしたら子どもたちには
ゼネラリストになって欲しいという。

「えーーー、つまんない」
と、私は呟くんだけどね。


仕事を辞めて、
タイに行った頃から、
家事の中でも
料理だけは好きだった。
料理だけはクリエイティブだから。
それから、この5年は
生け花にとてもハマっていた。

基本的に
0⇨1 は苦手。
だけど、
1⇨2 はわりと得意。
料理も生け花も、
基礎があって、
そこから自分のアレンジができる。

それでも、それでも!
クリエイティブに生きたい!

今年のテーマは何かな、と
思った時、色々浮かんだけど、
これが出てきた。


クリエイティブに生きよう


クリエイティブって、何も
芸術的な生き方だけじゃない。
自分で人生を創造していく豊かさとか、
感性を磨く過ごし方とか、
知性を磨くとか、
新しいことに挑戦するとか、
多角的にものごとを見ていくとか、
工夫して生み出すとか、
いろんなことを意味するんじゃないかな。
海外生活は、それがとてもしやすいとも思う。
スペシャリストとか、
ゼネラリストとかの前に、
創造豊かに生きたい。

受動的じゃなく、
能動的に。

もっと自由に
もっと柔らかく。

私、とっても凡人だけど、
今年は色々クリエイティブなことを始める。
人の手を借りて。
今はそれがとっても楽しみ!

《プロフィール》
子安 芙美
東京出身
夫、長男11歳、長女5歳の4人家族
東京外国語大学大学院 日本語教育修士

2013〜2024 タイ駐在帯同
2024.07〜 日本(数年後再び渡航予定あり)

帯同中に2人出産し、初めての子育てが海外でスタート
自分が育った環境や感覚、世界観が違う子どもたちを
海外でどのように育てていけば良いのか悩み、
2018年にサードカルチャーキッズという概念に出会う
子どもの視点から見る、海外で育つということ、子どもたちの苦労、
そこに必要な親からのサポートについて学ぶ

近年、日本語教育については複数言語を話す子どもの
言語教育に興味がシフト
タイにおける母語・継承語としての日本語教育研究会から学び直す

主な活動:
・臨床心理士によるTCK Podcast ナビゲーター
・OVER THE BORDER -読む聴く知る 世界の教育- 
 ボーダレスライター
・帰国受験の情報サイト Edu-more plusコラムニスト
・海外子育て(TCK)講座講師
・『ジャーナル「移動する子どもたち」
  ーことばの教育を創発する』第14号
  特集:「子どものことば」を育むとは一親子の視点から
  エッセイ部門に掲載

所属学会、研究会:
・タイにおける母語・継承語としての日本語教育研究会   
 (JMHERAT) 会員、オンラインWSメンバー
・母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会会員

いいなと思ったら応援しよう!

fumi @ 国際移動する家族の子どもnote
サポートありがとうございます。いただいたサポートは、子どもたちのサポートおよびママたちのサポートに使わせていただきます。