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《転がる母に苔は生えないvol. 48》同調圧力も役に立つ

最初から余談ですが、
昨夜、夫のマレーシア人の友人が
我が家にご飯を食べに来たのですが、
久々に息子が英語をしゃべる姿を見て、
なんだかジーンとしちゃったのよね。
息子が英語ができるようになったことで、
ゲスト含めてみんなで話せることが
とても楽しいと久々に感じました。
娘は、単語だけ聞き取って
日本語で話しかけていました。
以前、息子が英語の方が親しくない人とは
話しやすい、と言っていたけど、
確かに全然違った。
日本語だと気を遣ってしまうそうです。

さて、日本に来てから初めて触る、
リコーダー。しかもアルト。
ピーヒャラ、ピーヒャラ
家でよく吹いている。
その影響で、娘もエアリコーダーを
よく吹いておられます。


あと2曲マスターしなきゃいけないから、
大変だーと楽しそう。
どうやら卒業式に向けての練習みたい。

1曲はみんなはすでに夏休みからやっているもの、
もう1曲は全員始まったばかり。
だから、
「みんなが先にやってる曲に
 まずは追いついた方がいいよね。
 そっち優先だ!
 もう1曲はみんなもまだできないから!」

私はその前向きな姿勢にすごく感心してしまって、
「本当そういうところ、
 キミの素晴らしいところだよね」
というと、

「いや、このテストは一人一人だから、
 できないと本当に恥をかく!」

へぇ、そういうことか。
自分だけ出来ていないとなんとなく恥ずかしい、
同調圧力がモチベーションになる場合があるんだね。

息子は、一人違っていても大丈夫、
だけど一緒なら一緒が良いタイプだったんだね。
前も、学校を休んでいた時、
一番最初に心配したのが宿題だった。
みんながやっていることを、
自分だけやってないと気にするみたいだ。

そういえば、以前、
漢字ももっと勉強したい、と言っていた。
本当ですか?と思って
ドリルは買ってない。(←買ってあげなさい)
タイにいた時はイヤイヤやっていたから
全然定着していない。
必要になったら、やるからと思い、
そんなにプッシュしてこなかったけど、
これもまた正解!


同調圧力って
苦しいことだけかと思ってた。
だってさ、巷で見る同調圧力の話って
大抵つらい話じゃない?

こんな風に、
みんなに追いつきたい、
もっとできるようになりたい、
恥はかきたくない、
そんなモチベーションになるなんて
知らなかったな。


まぁ、これに関しては、
性格の差はかなり大きいと思うけどね。
頑固な娘は、とても嫌がりそう。


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《プロフィール》
子安 芙美
東京出身
夫、長男11歳、長女5歳の4人家族
東京外国語大学大学院 日本語教育修士

2013〜2024 タイ駐在帯同
2024.07〜 日本(数年後再び渡航予定あり)

帯同中に2人出産し、初めての子育てが海外でスタート
自分が育った環境や感覚、世界観が違う子どもたちを
海外でどのように育てていけば良いのか悩み、
2018年にサードカルチャーキッズという概念に出会う
子どもの視点から見る、海外で育つということ、子どもたちの苦労、
そこに必要な親からのサポートについて学ぶ

近年、日本語教育については複数言語を話す子どもの
言語教育に興味がシフト
タイにおける母語・継承語としての日本語教育研究会から学び直す

主な活動:
・臨床心理士によるTCK Podcast ナビゲーター
・OVER THE BORDER -読む聴く知る 世界の教育- 
 ボーダレスライター
・海外子育て(TCK)講座講師
・『ジャーナル「移動する子どもたち」
  ーことばの教育を創発する』第14号
  特集:「子どものことば」を育むとは一親子の視点から
  エッセイ部門に掲載

所属学会、研究会:
・タイにおける母語・継承語としての日本語教育研究会   
 (JMHERAT) 会員、オンラインWSメンバー
・母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会会員

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fumi @ 海外転勤する家族の子どもnote
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