《転がる母に苔は生えないvol. 60》波乱万丈と個別セッション休止のお知らせ
息子とお出かけ、
いや、息子の英語の送迎の朝、
「2024、どうだった?」
と聞くと、一言。
「波乱万丈」
4字熟語で返ってきた。
いや、そうだよねー。
もちろん、世の中には
私たち家族よりもっともっと
激動で過酷な時を過ごした人が
いるかもしれないけど、
私たちにはかなりドラマチックだったので、
ご容赦ください。
2024年の年明けは、
あと1年はバンコクにいるつもりで、
2月頭にソンクラン
(4月にあるタイのお正月休暇)の旅行を予約して、
バレンタインの前の日に、日本帰国を告げられ、
3月末には夫が先行帰国し、
そこからワンオペ in Thailandが始まり、
4月〜6月は子どもたちの行事や、
最後のお別れパーティーなどをして、
6月、船便とエア便を出して、
6月末に本帰国。
そこからは、
もう歯車をくるくる回っている
ハムスターのように動き続けた。
止まれない
止まらない
降りられない歯車のように。
日本のあっつーい夏を越えたら
急に寒くなって、
気づいたら
2024年が終わろうとしている。
今朝、娘の幼稚園で先生方と
年末のご挨拶を交わした。
幼稚園の先生方が、
娘だけでなく、私にも、
私たち親子に優しく
寄り添ってくれたことに
感謝してお伝えした。
娘が安定していてくれたおかげで、
私は息子のケアに注力できたし、
娘が嫌がらず幼稚園に
行ってくれていたおかげで、
自分時間も持つことができた。
そして、
改めて、第三者の存在が
この大きな移行期を
支えることに気がついた。
TCK本人たちだけでなく、
私にも!
この土地に根を張っている人からの、
「そうですよねー、
ずっとタイで生活していたんですもんね」
の共感の一言が
どれほどの励ましと勇気になることか。
この移行期の見守り隊は
他にもいてくれて、
同じくTCKに詳しい人が、
定期的に連絡をくれることとか、
家族や友人が、
ふっとかけてくれる一言とか、
そして、
これを読んでくださる方の存在とか、
インスタでメッセージや
感想を送ってくれる人とか、
たくさんの方が見守ってくれてるんだな、と
実感することに勇気づけられてきた。
皆さま、
私たち親子と共に、
トランジションの旅に出てくださり、
ありがとうございました。
嵐の日もあれば、
凪の日もありました。
そしてこれからも
いろんなことが起こるでしょう。
転がる母に苔は生えない!
2025年もコロコロしながら、
進んだり戻ったり、
ぶつかったり方向転換したりして
逞しく生きていきましょう!
2025年は、
この経験からの気づきを、
皆さまからの励ましを、
今度は他の誰かに返していけるような活動を
目指していきます。
皆さま、年末年始、穏やかにお過ごしください。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
ー個別セッション休止のお知らせー
\\世界を移動しながら子育てするママをサポート//
個別セッションは、年内のお申し込みをもって
一度休止いたします。
お申し込みはインスタDMからお願いします。
今後は別の形でご提供できるよう、検討していきます。
勇気を出して、私を信じて出会ってくださった皆さま、
お会いできて、お話できて、
互いに励まし励まされる時間を持てました。
ありがとうございました。
《プロフィール》
子安 芙美
東京出身
夫、長男11歳、長女5歳の4人家族
東京外国語大学大学院 日本語教育修士
2013〜2024 タイ駐在帯同
2024.07〜 日本(数年後再び渡航予定あり)
帯同中に2人出産し、初めての子育てが海外でスタート
自分が育った環境や感覚、世界観が違う子どもたちを
海外でどのように育てていけば良いのか悩み、
2018年にサードカルチャーキッズという概念に出会う
子どもの視点から見る、海外で育つということ、子どもたちの苦労、
そこに必要な親からのサポートについて学ぶ
近年、日本語教育については複数言語を話す子どもの
言語教育に興味がシフト
タイにおける母語・継承語としての日本語教育研究会から学び直す
主な活動:
・臨床心理士によるTCK Podcast ナビゲーター
・OVER THE BORDER -読む聴く知る 世界の教育-
ボーダレスライター
・帰国受験の情報サイト Edu-more plusコラムニスト
・海外子育て(TCK)講座講師
・『ジャーナル「移動する子どもたち」
ーことばの教育を創発する』第14号
特集:「子どものことば」を育むとは一親子の視点から
エッセイ部門に掲載
所属学会、研究会:
・タイにおける母語・継承語としての日本語教育研究会
(JMHERAT) 会員、オンラインWSメンバー
・母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会会員