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《転がる母に苔は生えないvol. 44》この瞬間に立ち会えてよかった

昨夜、夕飯の時。
我が家は挙手制で話したい人が話す。

そうしないと、
子ども2人が同時に我れ先にと
話し始めるので。

息子から、
「今日はどうしても話したい
 良いことがある!」
というので、どうぞ、と聞くと、

「今日、『ボクはまだ転校してきたばかりだから』
 と言ったら、同じクラスの山田さんに、
 『(息子)さんは、もう転校生枠じゃないよ!』  
 と言われて嬉しかった。
 1人でもクラスの一員として
 見てくれている人がいる
 と知れて嬉しかった。」

と教えてくれた。

息子は、以前から、
後からクラスに入った遠慮、
みたいなものを
どこか感じているようだった。
それに加えて、
自分はまた引っ越してしまうのに…という
引け目を感じていたり。


国際移動は誰にとっても負担なこと。
さまざまな感情を
取り扱わなければいけなくて、忙しい。
国をまたぐ移動、転校、新しい場所での生活は
全てがリセットからのスタート。

しんどいことも多いけど、
同時に、こうやって一つ一つ積み上げた
小さな喜びもある。
優しくされた記憶は、
大きな勇気の第一歩になる。

大変だった時を経て、
そんな息子の喜びの瞬間に
立ち会えたこと、とても嬉しく思う。


大変なこともあるけど、
幸せもたくさんある。
楽しいことも!

自分がレベルアップする感覚。
だから海外生活は辞められない!

\\世界を移動しながら育つ子どもたちのサポーターを増やしたい//

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《プロフィール》
子安 芙美
東京出身
夫、長男11歳、長女5歳の4人家族
東京外国語大学大学院 日本語教育修士

2013〜2024 タイ駐在帯同
2024.07〜 日本(数年後再び渡航予定あり)

帯同中に2人出産し、初めての子育てが海外でスタート
自分が育った環境や感覚、世界観が違う子どもたちを
海外でどのように育てていけば良いのか悩み、
2018年にサードカルチャーキッズという概念に出会う
子どもの視点から見る、海外で育つということ、子どもたちの苦労、
そこに必要な親からのサポートについて学ぶ

近年、日本語教育については複数言語を話す子どもの
言語教育に興味がシフト
タイにおける母語・継承語としての日本語教育研究会から学び直す

主な活動:
・臨床心理士によるTCK Podcast ナビゲーター
・OVER THE BORDER -読む聴く知る 世界の教育- 
 ボーダレスライター
・海外子育て(TCK)講座講師
・『ジャーナル「移動する子どもたち」
  ーことばの教育を創発する』第14号
  特集:「子どものことば」を育むとは一親子の視点から
  エッセイ部門に掲載

所属学会、研究会:
・タイにおける母語・継承語としての日本語教育研究会   
 (JMHERAT) 会員、オンラインWSメンバー
・母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会会員

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fumi @ 国際移動する家族の子どもnote
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