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初めてのテレビ出演、そして「図解」の広がり

チャーリーです。一昨年につづき、振り返りとして2024年1月から12月まで、どんなことをしていたか、何が起こったかなどを記していきます。時間がない方は目次と、さいごの「おわりに」だけ見るのがおすすめです。

2024年1月

政策図解が発売1ヶ月で重版

ありがたいことに書籍「政策図解」が重版になりました。政策というテーマを多くの方に届けるのは難しいなと思っていたので、一定の需要が感じられてとても嬉しかったです。

同時期に、4,000以上いいねをいただく投稿もできて、反響が有り難い限りでした。書籍「政策図解」の紹介はこちらです!

パーパスモデルを活用した防災システムの未来を実現するための活動を一緒に考えるワークショップ

パーパスモデルのワークショップを吉備と一緒に登壇しました。富士通ゼネラルさんとロフトワークさんのイベント。パーパスモデルを新たなワークの方法が開発できたのが個人的にはよかった。

パーパスモデルについて説明
A4用紙でパーパスモデルをみんなでつくるワーク

政策図解刊行記念トークイベント

政策から紐解くビジネス・社会のしくみイベント画像

「政策から紐解くビジネス・社会のしくみ」と題して、ゼブラアンドカンパニーの 阿座上陽平 さんとトークイベントしました。#政策図解 刊行記念のイベント第一弾でもあります。主催は日経BP、オフラインイベントです。政策やゼブラ企業、これからのビジネスのあり方に関心ある様々な方にお越しいただきました。このイベントでのつながりから今お仕事ご一緒してる方もいたりして、いいご縁をいただきました。

ビジネスモデル図解データベース「ビズグラム」、会員数500人を突破

じわじわ増えてます。

2024年2月

PEP TALK政策図解インタビュー

政策図解について、初めて公になる形で話したインタビュー。PEPという政策起業家プラットフォームが企画した「PEP TALK」という企画に呼んでいただきました。そしてなんとあのベストセラー「未来を実装する」「解像度を上げる」の著者である馬田さんに聞き手になっていただいて、個人的にも贅沢な時間でした。

政策を図解するということについてや、政策図解の書籍執筆のあれこれについて話してるので、よければぜひみてみてください!動画はこちら↓

政策図解ツールキット

政策図解ツールキット

だれでも政策が図解できる「政策図解ツールキット」をつくりました。書籍「政策図解」に掲載した図解パーツ・アイコンふくめ、政策図解がしやすいツールキットになっています。パワーポイントのスライドファイルです。コピペするだけで図解ができます。

  • ビジネスをする中で様々な制度や規制などに関係する方が自身の理解や関係者への共有のために図解する

  • 省庁や自治体につとめる方が組織内の共有や外部への発信、広報のために活用する

  • 政策を学ぶ学生が勉強のために活用する

などいろいろな活用方法があるかと思います。図解商店で販売開始しています。ぜひ様々なシーンでご活用いただけたら嬉しいです。

やまと地域課題デザインマップ

やまと地域課題デザインマップ

「やまと地域課題デザインマップ」の制作に関わらせていただきました。奈良県のやまと地域の課題の因果関係をふくめた構造を可視化したマップです。

図解総研では、ワークショップの企画協力とファシリテーション、図解の作成でお手伝いさせていただきました。はじめて地域の課題を可視化する試みで、実際に奈良まで行き、関係者の方にお話を聞いたり、リサーチを重ねて図解がつくられています。

地域の課題を、3つの資本で分解した上で可視化しています。1つめは、医療や介護、健康などを含めた領域である『健康資本(healthcare)』、2つめは、農業や林業、漁業などを含めた領域である『自然資本(nature)』、3つめは、教育や工芸や文化財、観光、スポーツなどを含めた領域である 『文化資本(culture)』です。

このマップは、地域の課題解決を図る地銀初の社会インパクトファンドである「やまと社会インパクト投資事業有限責任組合」が作成しています。

地域における固有の課題に目をむけながら、どのようにそれを解決していくのか、議論をするための第一歩としてこうしたマップが活用され、投資が促され、構造的な課題解決がなされることを期待しています。

戦略マップ 印刷版

戦略マップモノクロ印刷版

戦略フレームワーク11こを1枚にまとめた「戦略マップ」のモノクロ印刷版をつくりました!既存の戦略マップの商品データに追加してます。購入すると高解像度のPDFデータをダウンロードできます。拡大しほうだいです。これで大判で印刷してオフィスに貼って、つねに問いをみながら戦略を練ることができます。僕もオフィスにこれ貼りたい...。

戦略マップをどでかく貼った写真1
戦略マップをどでかく貼った写真2

戦略マップをどでかく貼ってもらった写真。これがめちゃ良い!!!企業のオフィスの壁一面に貼って戦略かんがえるときに眺めながら議論するのおすすめです。

この戦略マップを使い、レクチャー&ワークショップを実際に某企業向けに行わせていただきました。前半のレクチャーのあと、ある企業のケーススタディを通じて、自分がもし経営者の立場だったらということで、戦略マップにある問いとフレームワークを紐付けながら、どんな戦略を選択し、なぜその選択肢を選んだのか?ということをなぞるワークをやったところ、ふだん中々トレースできない戦略的な思考を体験できたのか、好評いただきました。

戦略マップ、活用されたい企業の方いましたら、お声がけください。ちなみにデータ自体はこちらで販売してます!

2024年3月

NHK Eテレ「とまどい社会人のビズワード講座」出演

とまビ
楽屋前

はじめてちゃんとテレビに出ました。NHK Eテレの30分番組のゲスト出演です。3月7日(木) 20時からの放送でした。「とまどい社会人のビズワード講座」という名前で、毎回むずかしいビジネス用語を取り上げて紹介する番組なのですが、今回はなんと「統合報告書、ROE」というテーマ。30分でやる内容か???と思いましたが、なんとか先日収録を終えてきました。

書籍「会計の地図」を書いたことで番組のディレクターの方の目に止まり、お声がけいたいたことがきっかけです。なんと番組内では会計の地図で書いた図解の模型が出てきます。美術スタッフさんすごい。

なかなか説明も難しかったのでうまく伝わる形になっているのか不安もあるのですが、あたたかい目でみてください!!!みたら教えてくれると嬉しいです。

かなしいことにちょうど最終回とのことでこの番組は終わってしまうそうなんですが、こうした社会のわかりにくい概念をわかりやすく解説しようとする試み自体が、僕ら図解総研の活動と通ずるところでもあります。

すてきなスタッフのみなさんと、常時専門家として出演されていた岡島悦子さんの的確なコメントと、オズワルド伊藤さんの場を盛り上げる力と、永瀬廉さんの王子さまオーラが混ざり合って、すごい現場に立ち会ってきた感覚。

ビジネスモデル2.0図鑑の21刷重版

ビジネスモデル2.0図鑑21刷重版

21刷ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

インパクトシフト登壇

インパクトシフト
デザインは社会課題の複雑性を超えられるのか
共感の波を起こすイシューデザイン

「インパクトシフト」という、その名の通り社会への「インパクト」をテーマにしたイベントに登壇しました。

そのなかで僕は、クリエイティブ×インパクトをテーマとした「デザインは社会課題の複雑性を超えられるのか?共感の波を起こすイシューデザインというタイトルで、

  • 公共とデザイン 石塚 理華 さん

  • ゼブラアンドカンパニー 阿座上 陽平 さん

  • ブラックスターレーベル 田村 祥宏 さん

と対談しました!

2024年4月

災害ボランティアセンターマニュアル

災害ボランティアセンターのマニュアルづくり

災害ボランティアセンター向けのマニュアルを作成させていただきました。令和6年能登半島地震からの復旧・復興に向け、運営やボランティアの方々が協力して復旧作業を進める中、運営はメンバーの入れ替わりが多く、新しいメンバーが加わるたびに復旧プロセスを一から説明する必要があり現場での動きに戸惑いが生じるという課題をお聞きしました。様々な地域で同様の復旧作業が行われているため、他地域でも活用できるマニュアルのニーズも高まっていました。

こうした課題を解決するために、運営やボランティアの方々が円滑に連携し、現場でのプロセスを共有できるマニュアルを作成しました。詳細はこちら↓

2024年5月

オンライン市役所の政策図解イベント

オンライン市役所イベント画像

全国の公務員のためのオンラインプラットフォームである「オンライン市役所」にて、政策図解のイベントをしました。政策図解についての講座を前半行い、後半は政策図解のプロジェクトにも立ち上げから関わって頂いている経産省の水口さんとの対談でした。オンライン市役所のfacebookグループには公務員限定にもかかわらず、6千人以上の方が参加されています。オンライン市役所はこちら↓

2024年6月

会計の地図の図解修正

図解修正前
図解修正後

会計の地図にのせたこの図解(p.135掲載)について、読者の方から「この図だと正・不正のBSを見比べたときに資産・費用の境界線がかわっておらず利益の水増しに見えないのでは」という趣旨のコメントをいただき、確かにそうだ..!となって図解を修正しました。

本が発売されて3年経ちましたがこれまで気づかず、すでに読んでいただいた方を混乱させていたら申し訳ないです。今回指摘いただいた方には更新版の図解を確認いただき、丁寧に返信いただきました。こうしてご意見いただけるのは大変ありがたいです。

ビズグラムリニューアル

推したいビジネスモデルを図解と文章で紹介するデータベース「Bizgram(ビズグラム)」をリニューアルしました!3つの改修。

https://bizgram.zukai.co

1. すべての図解が無料で

これまではビジネスモデルの事例単位で無料と有料で見られるかどうかわかれていましたが、これからはすべての事例の図解は閲覧できるようになり、反対に文章部分が一部有料になりました。この改修によってより多くの方がビジネスモデルの情報にアクセスしやすくなると考えています。

2. 無料でできることが追加

「タグ」の追加をしました。そのビジネスモデルに関連している様々なタグが見られるようになりました。サブスク、フランチャイズなど有名なタグから、タイパ、DX、共創、MaaSなど聞いたことあるけどいまいち意味を説明しにくいものまであり、関連するビジネスモデルを一覧できます。

3. 有料でできることも追加

大きくふたつの有料機能がつきました。「図解をダウンロード」機能と、「記事をプレゼント」機能です。前者はpptファイルがダウンロードでき、自分でビジネスモデルを考えるときなどに使えます。後者は、記事を同僚や友人にシェアするときに使えます。図解をしっかり活用したい人、仕事で使う人などにはおすすめです。

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毎週1つは新たなビジネスモデルが更新されます。月額で登録すると、すべての情報が閲覧できます。

Bizgramの使命は、より多くの人々がビジネスモデルを通じて学び、新たなビジネスを生み出すためのヒントとなり、新たな可能性や社会課題を解決する手助けになることです。

そのために、あらゆる素敵なビジネスモデルが集約される、人類の集合知となるサービスを目指しています。

パーパスモデルの論文、2年連続で出せた

昨年に続いてパーパスモデルの論文を共著で出しました。「Purpose Model Simulation - Purpose Formation of Multi-stakeholder by Dialog with LLM-Based AI」という、生成AIでパーパスモデルの内容をシミュレーションできるような取り組みを、吉備とデロイトにいた松本さんとで論文にしたものです。去年パーパスモデルの論文をかき、それでデンマークまで学会発表に行ったらコロナにかかって帰ってくるというハードな体験をしまして、今年はそのたいへんだった体験を共有して絆が深まった同じ学会に出ていたメンバーと一緒に出すことができ、なんか感慨深いものがあります。

2024年7月

コミュニティドライブプロジェクト始動

記者会見の様子
ワークショップの様子
一緒にやってる組織

富山の黒部市で、新たなプロジェクトがスタートしました!

Community Driveプロジェクトといいます。地域の移動を考えるプロジェクトで、技術やサービスありきではなく、「コミュニティドライバー」といわれる、コミュニティをドライブしていく人を育てるためのプロジェクトです。単に運転する人、というだけではなく、移動をどうにかしていく人を増やしていくための共創プロジェクトでもあります。

国土交通省のモビリティ人材育成事業で採択を受けているプロジェクトです。図解総研では、移動の課題をどう可視化し、それをどう解決につなげていくかを考えていきながら、様々なひとに協力をあおぎながら共創的に進んでいくこのプロジェクト自体に伴走し、ユニークな共同体を図解しながら進行のサポートをしつつ、落ちてるボールを拾う役回りをしています。

たぶんはじめての記者会見までやり、プロジェクトについて説明し、翌日の新聞に載るという体験をアンロックしました。

2024年8月

KPMG中林さんと対談

対談写真1
対談写真2

KPMGアドバイザリーライトハウスの 中林真太郎 さんと対談させていただきました。対談自体ひさびさだったので最近考えていることも交えて色々とお話させていただきました。中林さんありがとうございました!

2024年9月

ベネッセビジネスモデル分析コンクール

ビジネスモデル分析コンクール
応募フォーマット

Benesse Corporationが主催する大学生向けのビジネスモデル分析コンクールでの講義および審査に使う応募フォーマットの作成と審査を行いました!

これまで図解総研では、2021年からビジネスモデル分析コンクールに関わらせていただき、書籍「ビジネスモデル2.0図鑑」「会計の地図」を元にした講義と、学生からの応募の審査を行ってきました。4年目の関わりとなった今年には、学生が提出する「応募フォーマット」を見直し、新たなフォーマットを作成しました。

新たな応募フォーマットでは、テーマとなる事業をどのように分析し、どのように改善するか、という「分析」と「改善」のBeforeAfterを明確に分ける形で作成しました。このようなフォーマットにすることで、分析した上で元の事業と改善案の事業の何が違うのか、差分がわかりやすくなりました。

2024年10月

東大の環境設計論ゲスト登壇

岡部先生と

15年前、千葉大の大学院生だった僕が受講していた授業のひとつに、岡部明子先生の講義がありました。つい先日、たまたま再開して、僕が今やっている図解という手法について話してほしいということで現在東大にうつって教鞭をとられている岡部先生に呼んでいただき、図解についてゲスト講義してきました!

ふだん、僕は頭の中に図解が浮かんでしまうので、図解をどうつくるか?という問いは自分の脳内のリバースエンジニアリングみたいな感じで言語化が難しいのですが、講義で学生に演習問題を投げかけたらすぐさま答えてくれたので、一定の効果はあったのかなと思いました。

また、その後、講義の内容をもとに、どうしたら図解できるようになるか?について僕なりにこたえた、図解の記事をかきました。

ビズグラムの法人向けプラン

かつての自分が欲しかったやつ、ついにできた。ビズグラムの法人むけプラン。

これまでは基本的には個人利用でしたが、請求書でのやりとりも対応し、複数人をまとめて決済するという会社での利用がしやすくなりました。チームでビジネスモデルリテラシーあげたいとか、新規事業部署の方とか、福利厚生的に使うとか、気になる方ぜひ連絡ください!

ビズグラムの法人向けプランできたよ
ビジネスプランて書いてるところがそうです


ビズグラムの会員数が1,500人を突破

ビズグラム会員数1,500人突破

ちょっっとずつふえてる!

2024年11月

在宅医療課題デザインマップ

在宅医療課題デザインマップ

在宅医療課題デザインマップは、在宅医療にまつわる社会課題の構造を因果関係とともに可視化したマップです。

図解総研では、ワークショップの企画協力とファシリテーション、図解の作成でお手伝いさせていただきました。さまざまな専門家の方のご協力をいただきましたが、これは初期段階のマップで、まだまだ可視化されていない複雑な課題も数多くあるように思います。

議論をするための第一歩としてこうしたマップが活用され、全体のシステムのなかでどのように構造的に課題を解決していくべきか見極め、持続的に解決への道筋がつくられていくことを願います。

本マップの公開は、ウェルネス領域の課題解決を目指しインパクト投資を実践する、東京ウェルネスインパクトファンドによるものです。

今回のマップでは、負の循環であるループの構造をよりクリアに可視化したり、因果が多い課題や起点となる課題にフィーチャーしたりと、より課題の構造を浮き彫りするための仕掛けを入れています。

引き続き、社会にひそむふくざつな課題の構造をどのように図解すれば、より多くの方と課題認識を共有し、ともに解決していく方向に向き合えるのか、考えていきたいと思います。

プレスリリースはこちらから!

Community Driveプロジェクトのワークショップ

コミュニティドライブプロジェクト
地域を動かすコミュニティドライバー
黒部地域移動課題マップ
移動課題マップの見かた
ワークショップの様子
4m×6mで印刷した課題マップでワークショップ
課題マップに課題を書き込む様子

現在富山の黒部市で進めているCommunity Driveプロジェクトのワークショップ、してきました!中間報告ということで記者会見もして、さっそく新聞にもとりあげていただいたようです。

このワークショップでは様々なワークがありましたが、特に図解総研の主担当パートでは、超巨大な課題マップ(4m×6m!!)をつかい、その上を地域住民や行政、企業の方と一緒にあるきまわりながら共感した課題にシールを貼ったり、ふせんで新たな課題を追加していただいたりしました。

課題をみんなでみて共有し、そうそうこういう課題あるよね、と話せる場、とても貴重だと思うのです。俯瞰できないほど巨大で、それかえってひとつひとつの課題をのぞきこむ動作につながってよかったです。

他のワークも含めまだまだプロトタイプの段階ではありますが、コミュニティをドライブさせていく人をコミュニティドライバーとし、地域での移動や生活の助け合いがすでに起こっている状況を目の当たりにし、仕組み化しきれない社会関係資本がすでにそこにある、ということを改めて感じました。

一方、人口減少や財政難でますます厳しさを増す地域社会のなかで、地域の個人のがんばりだけでは、次世代の担い手がいなかったり、がんばりすぎて疲弊してしまう現状もあるので、何かしらのアップデートが求められていくだろうとも思います。しくみとしくみの間、人としくみの間をどうデザインしていくかが鍵です。

ワークショップの後半で、お困りごとを話された地域住民の方が、みんなが問題意識はあるのに自分から意見を言うことを避けてしまいがちなので、こうして意見を言える場があることがとても大事だと思うと話されていました。一朝一夕にはいきませんが、地域の主体性と合意形成をうながすツールをつくり、みんなが使えるようにして対話をして、誰かのおしつけではなく、主体的に地域をよくしていく、そんな正のサイクルがまわるような取り組みをこれからもつくっていけたらと思います。

このプロジェクトは、黒部市の社会福祉協議会からスピンアウトしてできた、一般社団法人SMARTふくしラボの 小柴徳明 さん、設計者でありながら様々な都市課題に触れモビリティインフラや逃げ地図を研究されていた日建設計の 羽鳥達也 さん 、そしてそれをつないでくれたPYNTの 吉備友理恵 とのつながりからはじまり、国交省のモビリティ共創人材育成事業に採択されて、様々な企業・組織が参画する共創プロジェクトになっています。

2024年12月

ワークミルインタビュー記事掲載

ワークミルにインタビュー記事が掲載されました!久々のインタビューで腕組んでしまいました。

組織活性化のための課題可視化と伴走支援

あるNPOの方からご相談いただき、メンバーがそれぞれ自律的に活動しやすい環境づくりをするために何を改善していくべきか、半年以上にわたるアンケートやヒアリング、課題マップの可視化などを通じて組織内の現状とボトルネックを可視化しました。まだ公にはなっていないので詳しくかけないのですが、今年のとても印象深いプロジェクトのひとつです。

新規事業創出のための制度設計支援

ある上場企業が新規事業創出制度として社内の事業アイデア公募と審査を行っており、その制度全体の設計のご支援をしました。どんな審査プロセスで行うか、何を審査項目とするか、審査フォーマットをどうするか、制度運用のボトルネックはどこか、など、幅広く制度そのものの設計や運用に関わらせていただいています。これは半年以上関わらせていただいていて、現在も進行中です。こういう伴走支援して本質的に何が必要かを考え、可視化し、実行していく、図解による伴走支援がいまアツいです。

・・・

この記事には書けていないお仕事も多いのですが、それでもなかなかの情報量になったのでこのくらいにしておこう。

おわりに

さいきんは、SNSが荒れてることもあり、発信が控えめになってます。その分、とにかく実行優先で、目の前のことに集中して、これまでの枠を拡張するようなお仕事などに注力していました。この記事を流し見していただくことで、SNSの更新がなくとも、いろいろやってるんだなと思っていただけたら幸いです。

今年は、政策図解を通じた政策関連の活動の広がりや、地域共創のプロジェクト、組織の制度や課題に関する支援など、これまでの図解総研にはない、共創、制度設計、伴走的なプロジェクトが増えました。それにより、単に図解をつくるのではなく、図解を通じて関係者間の対話を引き出し、合意形成をして、多様な方がいるプロジェクトの実行そのものを支援するということができるようになってきた、というのが大きな前進です。

図解という手法は、可視化するところに重きをおかれることがどうしても多くなりますが、何のために可視化をするのか、といった意味がますます求められているように感じます。「図解で人と社会を近づける」ことを掲げる図解総研では、図解は対話を促し、共感を呼び、共創を生み出すプロセスそのものをデザインすることだと捉え、より図解の概念を拡張していけたらと思います。

この記事をみて何かご一緒できそうな企業や組織の方、ぜひ何かいっしょにやりましょう〜。この記事を読んでくれた時点でもう、何か一緒にできる気がする。

2025年も、よろしくお願いします!

#振り返りnote

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チャーリー
読んでいただきありがとうございます。図解総研の活動資金に使わせていただきます!

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