オンラインピアノレッスン1周年!…そして「練習」について思うこと
オンラインレッスンプラットフォームの“カフェトーク”でピアノ講師の登録をしてから1年が経ちました。
今年のはじめまでウィーンで学生をしていたこともあり、レッスンさせていただく機会は少なかったのですが、帰国してからは継続的に受講してくださる生徒さんにも恵まれ、だんだんオンラインのピアノレッスンという形態にも慣れてきました。
通常のピアノレッスン以外に力を入れているのが「譜読み・練習サポート」のコースです。「曲を仕上げる」とは、つまるところ「譜読み」や「練習」の丁寧な積み重ねによるものであり、表面を綺麗に飾り上げることで出来上がり、とするものではないと考えています。
譜読みや練習の段階を一緒に行うことで、曲をどのように構築するか学ぶことができ、またいろいろな練習方法を一緒に試すことで、ただ繰り返すだけになりがちな練習を、多角的な方法で行えるようになります。
この多忙な時代に、毎日必ずしも保護者の方がお子さまの練習をサポートできるとは限りません。“練習の手助け”だけでなく“ただ練習しているところを見守る”という、レッスンとは違うかたちのサポートも積極的に行っています。
コンクール出場を目指す生徒さんには、セカンドオピニオンの役割と併せて練習のコーチングを行ったり、譜読みを一から行いたい方には、運指から少しずつ一緒に見ていくなど、様々な目的で受講くださっている生徒さん一人一人に合わせたサポートをさせていただいています。個人的にも力を入れているコースなので、ご興味ありましたらぜひお気軽にお問い合わせください!
ここまで書いておいてなんですが、私自身、保護者の方が声掛けをして毎日ピアノに向かわなければならない、という“ピアノレッスンの常識”の在り方については、正直疑問を抱いています。そもそも「なければならない」って何でしょう???
その習い事のピアノは、誰のために、何のためにやっているのでしょう…?
「自分自身がピアノを弾いていて楽しい」とか、「もっと美しく弾けるようになりたい」とか、“ピアノを弾く”という行為に対して、もっと自分軸で考えてほしいなと思うのです。そうすれば、もっとできるようになりたいからこそ、ちょっと練習しようかな、という気持ちが自然と生まれてくるような気がします。それはスポーツでも書道でもバレエでも、他の習い事と同じではないでしょうか。音楽の習い事だけ、練習を強要する、という現状には疑問を感じてしまいます。
まずは、“誰かのため”ではなく、自分のために。
弾きたい気分でないときは、弾かなくていい。なんか音楽に癒されたいなと思ったら、ちょっと弾いてみる。上手くなりたいと思ったら、練習する。お菓子を食べるのと一緒のスタンスです。自分の意思で毎日食べたくなったなら、好きなだけ食べればいいのです(自分が健康でいられる範囲で🍰🍪🍡)。
わざわざ強制されて練習しなきゃいけなくなって、億劫になって、しまいには見るのも聴くのも嫌になってしまう。これ以上、音楽がそんな存在になってほしくないなと、昨今のピアノ(という習い事)事情を目のあたりにして考えてしまう日々です。
さて、結局のところ練習を推奨しているのかしていないのか分からない文章になりましたが、結論は、「弾きたいと思ったときに弾こう」ということです。
至極当たり前です。でも見過ごされがちな感覚でもあるのです。
強制しなくても、上手になりたくなったら自然と練習するようになるし、それが理想だよね、というお話でした。
もちろん、上手くなりたくても、休みたいと思う日だってあります。そんな日はおいしいものを食べましょう🍰
音楽を楽しい、癒される、と感じ続けられることが“健康”の証です。
もっと健康になりたい、おいしいお菓子についてもっと知りたい、と思ったら、レッスンを受講してみてくださいね。
カフェトーク:http://cafetalk.com/i/aiko.pf/ja
また、兵庫県西宮市の自宅にて、母とピアノ教室を開いております。一緒にお菓子を楽しむようなスタンスでレッスンしています。ご興味がございましたら私の個人ウェブサイトよりお問い合わせくださいませ。
Website:http://aikopiano.mystrikingly.com
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