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短歌2

欲しかったのに手に入らなかったぬいぐるみのことばかり考える

あなたは知らない私だけが覚えてるハワイで買った韓国海苔の味

どうにかスタートラインに立ちたいできれば一緒にダメになりたい

全身に炎を纏いながらセンター街を闊歩する鹿

この地獄は快適過ぎるね処理された不発弾のような情熱

うつくしいまま光の中に立ってゐた天使には帰る家がある 

東京は別に砂漠ではない BOOK・OFFで買ったbibleの折り目 

誰よりも大切にするマナティーの胸に抱かれるレタスのように

シャンデリアに飛び乗り廻れ明星 あなたの夢はきっと叶うよ

果てしない距離だけを知っている 涼宮ハルヒと私の憂鬱

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