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米大統領選本格化 トランプ氏「岩盤支持」の現場は(1月31日Nスタ)

11月のアメリカ大統領選挙に向けた候補者選びが2月3日からスタートします。共和党は現職トランプ氏の指名が確実ですが、果たして大統領に再選されるのでしょうか?

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自らの弾劾裁判が続くなか、来週、党員集会が開かれる中西部アイオワ州で演説するトランプ氏。

この日未明、この場所では異様な光景が・・・

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土居記者:
時刻は午前1時を過ぎました。気温はマイナス4度です。トランプ氏の集会まで、まだ20時間近くもありますが、支持者たちはテントを立てて、会場の外に並び始めています。

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なぜ、そこまで熱狂するのか?
私たちは、ある支持者を訪ねました。

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生まれてから58年アイオワで暮らし、今は、
大豆などを生産しているリッチ・ローダさん。

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東京ドーム60個分という広大な畑が一面雪で覆われるこの時期は、
もっぱら家の中で過ごし、食事は保存している肉や野菜などで自炊します。

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政治の情報は政権寄りのFOXニュースから得るというローダさんがいま思うのは・・・

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そして最大の関心事は・・・11月の選挙です。

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ローダさんは米中貿易戦争の影響で大豆の輸出が減り、収入も落ちたと言います。

それでも、再選を望むのは?

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トランプ氏は、地方の人々の存在を認めてその仕事をたたえ、「都市部に置き去りにされてきた」と感じる人々の心をつかんできました。

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これが就任以来、40%前後を維持してきた支持率の核となる「岩盤支持層」です。

ただ、専門家は支持層固めだけでは再選は難しいと指摘します。

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実際に最新の世論調査では、前回の選挙で、アイオワ同様農家や労働者の支持で接戦を制したとされる中西部などの3州で支持率をじわりと落としています。

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支持固めを最優先にしてきたトランプ氏。

しかし「支持者のための大統領」ではなく「アメリカ国民全体の大統領」を目指すかが、再選のカギを握ることになりそうです。

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ワシントン支局 土居一雄 記者

経済部、「NEWS23」を経て現職。経済部では財務省、日本銀行、財界などを担当し、霞が関キャップと民間企業キャップを歴任。
大学時代はラグビー部に所属、ポジションはフランカー。大の甘党。

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