自粛で広がる 少女たちからのSOS(2020年5月21日JNNニュース)
新型コロナウイルスによる"外出自粛"の影響で孤立を深める少女たちが増えています。"自粛"の狭間で彼女たちの支援を続けるNPOの取り組みを追いました。(2020年5月21日JNNニュース)
外出自粛で家に居る時間が増え、追い詰められているという少女からのSOS。
電話やLINEを通じて全国の少女たちの相談に応じるNPOには親からの虐待などの訴えが相次いでいます。
厚労省によりますと、今年1月から3月にかけて全国の児童相談所が対応した児童虐待の件数は、前の年と比べて1割から2割ほど増加しました。
NPO代表の橘ジュンさんは行き場を無くした少女たちが性犯罪に巻き込まれるリスクを懸念してします。
NPOではネットパトロールを行い、悪質なアカウントを凍結する専門機関に通報していますが若い女性たちを狙った書き込みは後を絶ちません。
橘さん:こんにちは
この日、助けを求めてきたのは同居する交際相手からの暴力が原因で家を出たばかりだという20代の女性。
生活を立て直すため働き口を探していましたが休業要請の影響でなかなか見つからず、所持金も底をつき始めたといいます。
相談を寄せた少女たちのもとに積極的に出向き、各地の福祉機関に繋いできた橘さん。長引く"自粛"に焦りを感じています。
自粛の狭間で彷徨う少女たち。
彼女たちと社会を繋ぐより大きな支援の輪が求められています。
NPO法人「BONDプロジェクト」
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