従業員体験の改善速度を上げるアジャイル人事
社員が事業にコミットし、充実して働いていくためには入社前の選考段階から退職に至るまでの従業員体験全体が影響します。
ビジネスの変化の速度が早くなる現在、従業員体験の改善も高速に行っていく必要があります。ソフトウェア開発におけるアジャイル関連の考え方が人事にも適用されはじめています。
ここでは、人事におけるアジャイル人事についてまとめます。
アジャイル人事の特徴
短い間隔で施策を実施する
短い間隔で改善を繰り返す
全社、各部のニーズをよく把握する
人事だけで動くのではなく、各部と協力の度合いを高める
リアクティブではなく、プロアクティブに動く
場当たり的に要望に応えるのではなく、優先順を検討する
問題に反応して対応するだけではなく、バックキャストで理想を実現する
手法の例
人事部門におけるスクラムの利用
短いサイクルの適用
継続的な改善の適用
モニタリング、継続的フィードバックの取得
定期的な1on1 + コーチングによるHRメンバーの継続的成長の促進
まとめ
アジャイル人事についてまとめました。
私が働いている従業員体験向上を主務としたチームではすでに1年前から以下のような手法を適用しながらの人事業務を行っています。
スクラムの利用
モニタリング、継続的フィードバックの取得
エンゲージメントパルスサーベイのトライアルを5ヶ月実施
コーチングによるHRメンバーの継続的成長の促進
チームのメンバー全員が開発畑の出身者ということもあり、人事領域でこれらの手法を使うことに対して特に抵抗なく実施できています。
一方で、人事業務という前提のもとでどのようにアレンジして進めていくかについては、試行錯誤の余地があるので継続してブラッシュアップしていきたいところです。
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