EVPをストーリーで語り、アトラクトする
採用競争の激しいエンジニア採用において、企業は選ばれる側としての視点が必要です。
そこで EVP ( Employee Value Proposition )が必要となります。
EVP は、企業が従業員に提供できる価値のことです。
例えば
・魅力的な Mission / Vision があり、そこに向かって着実に進んでいること
・学習するマインドがあり、習慣化している社員ばかりがいること
・福利厚生が充実していること
などです。
自社の EVP を把握したあと、今度はそれを適切に伝える必要があります。
例えば採用広報でブログでの発信を通して伝える、採用媒体の求人表で伝える、などの手段があります。
これらの伝える手段の一つとしてストーリーテリング=ストーリーで語る方法があります。
例えば、先程の「学習するマインドがあり、習慣化している社員ばかりがいること」という EVP をストーリーで語るとしたら、面談・選考でのやりとりの中で、実際に学んでいる社員の具体的なエピソードを語る、という感じです。
個人が転職の際に重視したい点は人それぞれです。そのため、この種の訴求ポイントは一つだけでは足りない可能性があり、一定多めに用意しておくと万全でしょう。
単に「弊社が学習熱心な人がいっぱいなんですよ」とだけ伝えられても、果たしてそれが本当なのか?具体的にはどんな取り組みをしているのかわかりません。
この問題を解決してくれるのがストーリーということになります。
採用の体制でいうと、面談・選考に参加する人がまんべんなく自社の様々な EVP を語ることができると理想ですが、それを実現可能にするためには
・EVPの明確化
・EVPのストーリーを記録し、共有可能にする
・面談・選考参加者がストーリーを語る練習及び実践機会を用意する
というところまで必要になりそうです。まだそこまではできていなくて、属人的に各自が思い出し、語れるストーリーを語っている状態なので整理していきたいと思います。