フランス・パリで3万円すられた話
こんにちは!
旅人オンデマンドのぐんいちです!
今回は、私がフランスのパリにあるコンコルド広場を訪れた際、すりの被害に遭った話をします。
今回の話は、YouTubeでもアップしているので、動画で見たい方はこちらもご覧ください。
実は私はこの時初めてパリを訪れていて、すりの手口に詳しくなかったのですが、後から調べると王道中の王道のすりだったようで、今思い出しても悔しいです、、、
現在、2020年7月時点では、海外旅行へ行くのは難しいですが、今のうちに海外のことをよく知って、いつか海外へ行けた際に楽しめるように準備しておきましょう!
では、早速本題に入ります!
事件は凱旋門へ向かう途中に起きた
当時、私は午前10時頃に泊まっていた宿を出発し、歩いて凱旋門を目指していました。
凱旋門までの道のりで、シャンゼリゼ通りを通るのですが、そのシャンゼリゼ通りの始まる地点がコンコルド広場です。
コンコルド広場を抜けてシャンゼリゼ通りへ出ようと、コンコルド広場へ足を踏み入れてすぐ事件は起きました。
前を歩いていた人が不思議な挙動をする
コンコルド広場に入ってすぐ、私の前を歩いていたアジア系のお兄さんに、少し肌が浅黒い女性が近づきました。
すると、男性は腕を大きく振り回し、女性を振り払ったのです。
私は「なんだ?!何をしているんだ?!」
と思いましたが、自分には関係ないと深く考えませんでした。
そして、女性が男性に近づくのを諦めたと思ったら、なんと私に近づいてきたのです。
女性が署名を求めてきた
彼女は私に近づいてきて、私の前に何かのボードを差し出し英語でこう言いました。
「英語話せますか?ここに署名してください。」
私は「なんだ、署名活動か。めんどくさいな。無視しよ。」
と心の中で思い、「ノーセンキュー!」と言い立ち去ろうとしました。
しかし、女性はやたらしつこい、何度断ってもついてきて署名を求めてきます。
もういい加減にしてくれと思い、逃げようとしたした時には時すでに遅し。
それまでは気づかなかったのですが、私の四方を10人くらいの女性が囲んでいました。
大勢に囲まれ、身体中を掴まれる
囲まれていると気づいた瞬間、彼女たちは私が動けないように肩、腕、腰などを掴んできました。
私は意味がわからないまま、彼女たちを振りほどこうとします。
しかし、なんせ人数が多いので、なかなか振り解けません。
何秒たったのか、数十秒かもわかりませんが、突然拘束を解かれ、彼女たちはどこかへ去って行きました。
いつの間にかカバンが開いていた
彼女たちから解放され、ホッとしたのも束の間、なんと私のカバンの口が開いていることに気付きました。
「まさか、、、」
と思いながら、中を確認すると財布がありません。
当時、私は海外でのトラブルに対して軽く見ていたため、なんの対策もせず財布をそのままカバンに入れていました。
とはいえ、カバンはちゃんと体の前にかけていましたし、上着の中に隠していました。
しかしながら、体を掴まれて身動きできない間に、カバンを背中側に回され、財布を抜かれていたのです。
女たちを追いかける
話は戻りますが、私は財布が抜かれていると気づいた瞬間、カッとなり、まだ近くにいた彼女たちを追いかけました。
すると、彼女たちは広場にある地下鉄の出口の方へ逃げていったので、後を追いました。
すると、私の財布を持っていた一人が財布を投げ捨て地下鉄の出口へ続く階段を降り始めました。
私は頭に血が上っていたので財布には目もくれず、階段を降り追いかけました。
彼女たちは、出口の扉を開き中に入って行ったので、私も入ろうとすると、なんと扉は開きません。
内側からしか開けられない仕組みになっていたのです。
どうやって彼女たちが中に入ったのかは未だ不明ですが、私はどうすることもできず、諦めて地上に戻りました。
地上に戻って、「トカゲの尻尾かよ」と思いながら、私の財布を拾い、中を確認すると、ユーロ紙幣のみが綺麗に抜かれていました。日本円とクレジットカード、キャッシュカードが残っていたのはせめてもの救いでした。
フランス人のおじさんに慰められる
財布を確認して、呆然としている私にスーツを纏ったダンディなおじさんが話しかけてきました。
「I`m sorry. They are Romanian people. I`m sorry.」
おじさんは私のこう言い申し訳なさそうに立ち去って行きました。
ローマニアンピーポー、肌の色や服装から推測するに、地中海方面からの移住民でしょう。
このような手口の詐欺はコンコルド広場のみならず、ルーブル美術館の前の広場やエッフェル塔付近など、有名で人が多く集まる観光地で白昼堂々行われています。
私も、その後もパリを観光する中で何度も肩を掴まれました。
ホテルに返ってから、フランスのすりについて調べたら、膨大な数の被害報告が出てきました。
ヨーロッパの中でも、フランスは特に警戒が必要なようです。
最後に
海外でのすりや詐欺は警戒していても、被害に遭ってしまうことがあります。
そのため、これまで被害似合ってない方もいつ魔の手が忍び寄ってくるかわかりません。
決して甘く見ることなく、十分な対策をしましょう。
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