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自己紹介|はじめてのnote

はじめまして。

寺澤彩(Pちゃん)と申します。
現在、ミャンマーの#中小企業 #ゼブラ企業 #CommunityBasedCompany #ソーシャルビジネス #コミュニティビジネスをサポートする資金提供と伴走支援のプラットフォームの立ち上げに向けて情報収集、分析、対話を行っています。

ミャンマーとのつながり。

2013年から2020年まで7年間ほどミャンマーに滞在しておりました。
国際機関でのインターンで数ヵ月の滞在予定でしたが、ミャンマーの人、文化、景色に魅了され、気がついたら7年も滞在しておりました。

ミャンマーでは、
国際機関でのインターン(ヤンゴン)
日系NGOでの勤務(ラカイン州シトウェ駐在)
現地法人での勤務(ヤンゴン)
を経て、2018年にヤンゴンで若者のメンタルヘルスを支援するソーシャルスタートアップ起業しました。

民政移管したミャンマーは新しい橋ができたり、新しいお店やサービスができたり、日々景色が変わっていき、イキイキとした発展が毎日体感できる日々でした。
そんな中、くだらない冗談で笑いあったり、意見の違いがからぶつかったり、達成を共に喜び泣いたり、
ミャンマー人の仲間たちと共に分かち合った時間や感情は、私にとって宝物でした。

クーデターという強烈な経験。

2020年4月に新型コロナウイルスの影響により一時日本に戻り、ミャンマーに戻るタイミングを伺っていた矢先、
2021年2月1日にミャンマーでクーデターが起きました。
そして政府を名乗る組織が、権力で、軍事力で、武力で、暴力で、
一般市民を抑えつけていく様を目の当たりにしました。

その時から、螺旋のごとく私の人生は大きく角度をつけ、曲がり始めました。

軍政が非武装のデモ隊に対し武器を使って弾圧し始め、
自分の知っている街並みで、逃げまどい、血を流し倒れるミャンマーの人々。
軍政側か民主化側か、急速に分断されていく社会。
止まないミャンマー人の友人たちからの「Help」というメッセージ。
人生をかけてエネルギーを注いでいた事業が、次々に廃業に追い込まれたミャンマー人の起業家仲間たち。
民主化側が武装し軍事政権と戦いはじめ、ミャンマー国内が一気に戦闘の渦に…。

現状を世界に理解してほしいという友人たちからのSNSを通した発信は、センサーがかかっていない写真や映像もあり(言葉にすることが憚られ、そこに何が映っていたかは割愛します)、
それを「見ること」=「現状を理解すること」であり、自分の責任でもあるように感じていた当時のわたしは、毎日それを受け止めていました。

数週間後、
流血シーンの多い当時人気のアニメが 観れなくなりました。
ハンカチの赤い模様を 血だと勘違いしました。
知人から「ミャンマー大変だね」と言われるだけで 涙がぽろぽろこぼれてくるようになりました。

そして、
心が「どう感じればいいのか」が分からなくなりました。

受け止めることのできる限界を超えたようでした。

クーデターから半年が経った2021年の夏、
東京での仕事を辞め、知人のいない地域に引っ越しし、
ミャンマーとの距離間を再考し、自分の心身魂の回復にフォーカスする生活をはじめました。


ミャンマーを愛している、という気づき。

自分の中の言語化できていなかった痛みと向き合った時、
嗚咽と共に自分から生まれてきた言葉は

たった数人の利己的な権力者が、
あまりに多くの人々の今と未来を奪い、
あまりにも理不尽。
そして、それをどうやっても変えることのできない自分の無力さ。

でした。

最も辛かったのは、大好きなミャンマーや友人たちが痛めつけられていることに対し自分は何もできなかったという罪の意識でした。

と同時に、
自分がどれだけ、ミャンマーを愛しているかに気づかされました。

心が壊れるほどに痛みを感じるほど、あの国と人々とわたしはつながっている。
そしてそれは、愛している、ということ。

ミャンマー国籍ではないとか、今ミャンマーに住んでいないとか、
そういう世俗的な次元ではなく

あの国とわたしはつながっている。

つながりと向き合い、愛し続けよう。
そう決めました。

そして、自分にできることをするために再び行動し始めました。


今後の活動。

その後、ミャンマーを想う本当に様々な方々とのご縁に恵まれました。

2024年7月現在、非常に難しい状況の中でも日本のミャンマーに対する人道支援は、あらゆる愛ある人々の行動により着実に増加しています。
未来を見据えた時に次に必要なことは、連邦制の樹立と経済回復へのサポートではないか。

そうして、
自分のソーシャルアントレプレナーとしての経験と
この3年日本での仕事で培ったインパクト投資やベンチャーフィランソロピーなどの社会性の高いビジネスを支援する資金の知見と人脈を活かし

ミャンマーの州内の経済開発を仮ゴールとし、
#中小企業 #ゼブラ企業 #CommunityBasedCompany #ソーシャルビジネス #コミュニティビジネスをサポートする資金提供と伴走支援のプラットフォームの立ち上げるという構想に至りました。

このnoteでは以下の3点を目的に発信していきます。

  1. 自分の学びを整理してアウトプット

  2. 共感して応援してくださる方とつながる

  3. ミャンマーをもっと多くの方々に知っていただく

どうぞよろしくお願いいたします!

これまでの活動についてはこちらをご笑覧ください。


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