With SASUKE
〔2021.10.16〕
ピン芸人の佐助さん。
ガリバートンネル解散後、
5年が経過しての初主催ライブ。
ゲストを4人呼んでネタをする、相方探しの60分。
MCのトレンディエンジェルたかしさんが
「孤高のピン芸人佐助が繰り広げる佐助博覧会」
とおっしゃってたのがぴったり。
そのゲストに藤本さんが選ばれた!
やったー!
藤本さんがピン芸人になられてはや10ヶ月。
大宮クイズ王のMCや密噺などで舞台に立ち、
YouTubeでも、
ご自身のチャンネルはお休み中だけど、
放課後チャレンジや芸人ガチ人狼で
知的なキャラクターで活躍。
ラフ&ピースマザーのオンライン教室も順調で、
ピン芸人としての活動の形が整ってこられた感がある。
ただ、
ピンネタをしないと決めておられるわけではなく、
特技をネタにしてみたり(3月:マヂカルクリエイターズ)、
ニコ動の桑原由気寄席に出演されたり(6月)※、
先輩たちにひとりコントについて相談されたり(7月:中尾班YouTube生配信)※、
(※は最後に参考動画のリンクを貼ります)
ずっと模索はされているけれど、
「ピンネタで活動しています」というほどにはならず、
ファンとしても「待ち」の状態。
その藤本さんが、ネタだって。
コントかな?
漫才かな?
告知されてからずっと、
楽しみと心配で落ち着かない。
*当方、吉本興業所属の田畑勇一さんと藤本淳史さんを推すオタクです。お二人は「田畑藤本(通称:たばふじ)」という漫才コンビを組んでおられましたが、2020年末で解散。現在はそれぞれピン芸人として活躍されています。
ライブの流れ
ライブは、
ネタ→佐助さん+ゲスト+MC3人でトーク
→MCとゲスト2人でトーク、の流れ。
とっても素敵な4本だったので、
ネタ作り期間中の写真とともにご紹介。
1.小森園ひろし with SASUKE
〔コント〕
居酒屋に来た佐助さんが
チンチロハイボールを注文する。
このお店のチンチロのルールは変わってて…
……
ユニットで活動しているお2人からスタート。
いろんな数学用語が出てきて、
たばふじオタク歓喜!!
本当にいそうな小森園さんの店員さんが良かったなー。
佐助さんのツッコミもスムーズで、
さすが息が合っておられる。
トークコーナーでのマッチングでは、
佐助さん◯だったものの小森園さんが×。
コンビ結成には至らなかったけど、
このコントは残してほしい!
これからもライブで見たい!
2.藤本淳史 with SASUKE
〔漫才〕
後輩の藤本さんに
マウントを取られているような気がする佐助さん。
藤本さんと人間力比べ。
学歴、スポーツ、それから…?
……
漫才だぁー!!
38マイクの左側に立っている藤本さんを見るだけで
目頭が熱くなる。
いつものスーツじゃないのは、
あれが「田畑藤本」の正装だからかもしれない。
おかげで、
黒のセットアップ+白Tシャツ+黒縁メガネ
という双子コーデ完成。
ツッコミ初挑戦だったという藤本さん。
ただ、たばふじ漫才は構成が少し複雑で、
藤本さんが、ボケのまま
世の現象に対してツッコミ続ける漫才も
けっこうあるので、
違和感なく、普通に楽しい漫才。
藤本さんの、漫才の時の声。
クイズ王の時とは違うなぁ。
少し低めで、落ち着いていて、少し響く。
懐かしいなぁ。
田畑さんの時も思った。
私はこのお二人の、
まあるく響く柔らかい声が
とてつもなく好きなんだ。
こちらのマッチングも藤本さんが×で失敗。
タカシさんが「藤本はどうしたいの?」
と我々の聞きたいことを聞いてくれる。
はっきりとは何もおっしゃらなかった藤本さん。
今は、ひとりが楽しいのかな。
うん、うん。
3.ゴスケ with SASUKE
〔コント〕
日頃お疲れの佐助さんを
浪漫飛行でおもてなしするというゴスケさん。
軽快なBGMに乗せて繰り広げられる
ハワイから始まる珍道中…。
……
ゴスケさんをしっかり見るのは3回目。
1回目は、藤本さんがゲスト出演した
「空気階段の世界旅行〜ペルー編〜」(2020.10.11)。
たしかにこの時は圧倒されて、
あまり内容を覚えていない。
さらに強烈な、作家の「せおさん」もいたしね。
2回目は「小杉100」。
小杉さんがスキマスイッチさんに見せるために
厳選した20組にも選ばれた(2人目)↓
ゴスケさんって、あの早口に慣れて
聞き取れるようになると、
「わかった!」という達成感もプラスされるのか、
妙に耳に残る。
ゴスケさん、実はけっこうテレビに出ておられるらしい。
忘れられないもんな。
人気があるのもうなづける。
そして今回。
ジェスチャーが具体的だったからか、
佐助さんのツッコミが道案内になっていたのか、
これまでで一番わかりやすくて楽しかった。
ゴスケさんに振り回されて疲れていく佐助さんも
かわいくて、
なーんにも考えずに笑えるコント。
寄席に1本入ってたら嬉しい
こちらはゴスケさんが◯だったのに
佐助さんが×でマッチング失敗。
4.イチキップリン with SASUKE
〔コント〕
いじめられっ子の少年が
友達に無理矢理やらされた「カメハメ波」。
その呪文で
本物の「カメハメハ大王1世」がやってきて…。
……
トリは元同居人のイチキップリンさんと。
楽しくてちょっとだけジン…ときて、
私の独断的なイメージの「東京のコント」そのもの。
9分間も楽しいコントして、
佐助さん、気持ちよかっただろうなぁ。
その心地よさがこちらにも伝わってきた。
マッチングは残念だったけど、
きっと近すぎる関係だからだろうな。
全員集合すると、なかなか圧巻なメンバー。
4本のネタをおさらいしていて、
小森園〜(数学つながり)〜藤本
〜(学歴つながり)〜ゴスケ
〜(ハワイつながり)〜イチキップリン
と、緩やかにリレー形式になっていたことも判明。
(ご本人が意識していたかどうかは不明)
やっぱり大人なライブだったなぁ。
終始、
MCのタカシさんが、佐助さんを心配し、
応援している気持ちも伝わってきて、グッとくる。
こちらは東京NSC10期の絆。
同期って、いいな。
佐助さん、
「相方はほしい」とおっしゃるものの、
次回がありそうな感じはしなかった終わり方。
with SASUKE 、今後どうなるのかな。
このメンバーでもっと見てみたい。
そんな後味の、素敵なライブだった。
参考動画
桑原由気寄席アフタートーク
本編は有料です。
中尾班YouTube生配信