トラストバンク地域創生ラボ【公式】

日本や地域を次世代に残すために、さまざまな調査・研究を行っています。調査を通じて得た結果を社会に広く発信することで、情報による地域活性化を促し、持続可能な日本社会の実現に貢献していくことをミッションに活動中です。運営:株式会社トラストバンク

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マガジン

  • 挑戦者が見つけた地域活性のヒント

    さまざまな工夫から生まれた新たな名物、優れた技術、未来を変えようとする人々の想い――地域のチャレンジを応援し、新しい取り組みを伝える連載です。

  • ローカルグッドの視座

    “ソーシャルグッド”な活動を、地域に根を張り活動されている方々=“ローカルグッドな人たち”と定義し、彼らの視点を探る連載。

  • 地域に眠るソーシャルビジネス探検記

    1人の学生研究員が発足させ、自ら運営しているマガジン。 企業の営利活動と社会課題の解決を両立させる「ソーシャルビジネス」は地域に眠っている!?一緒に”探検”してみましょう!

  • ファーストフォロワーとの出会い方

    地域で活躍する開拓者「ファーストペンギン」と、 その思考・熱意にいちはやく気づき、海に飛び込み、成長した人たち「ファーストフォロワー」、2人の関係性を紹介します。

  • 調査結果

    「地域や次世代に残したい『豊かさ』」をテーマに行った調査の結果をまとめています。

最近の記事

  • 固定された記事

「何もないと言われた街だったけど……」病院跡地からはじまった明るいホテル「HIKE」【ローカルグッドの視座】

地球環境や地域コミュニティなどの「社会」に対して「良い影響」を与える活動・製品・サービスの総称を「ソーシャルグッド」と言います。こういったソーシャルグッドな活動をより地域に根を張って活動されている方々を今回、“ローカルグッドな人たち”と定義。彼らはどのような視点でローカルグッドを実現しているのか、本人に聞いた。 今回お話を伺ったローカルグッドな人は、熊本県玉名市に住む佐藤陽子さん。ホステル「HIKE(ハイク)」を夫婦で経営しながら、地域の魅力を伝えるピクニックイベント「kn

    • 風評被害にあうも熱絶やさない農家と「彼らの食材を使う」と決めたシェフ【catoe】

      2019年7月、内閣府より「SDGs未来都市」に選定された福島県郡山市。ミネラルを豊富に蓄える粘土質の土壌と、清らかな水が流れる農業に適した環境がそろった、日本有数の米どころのひとつでもある。2003年からはこの土地に最適な品種「郡山ブランド野菜」を選定するなど、農作物の品質の高さをアピールしている。この郡山で生産者と連携して郡山野菜の魅力を発信しているのが、イタリアンレストラン「catoe(カトウ)」のシェフ・加藤智樹さんだ。地産地消へのこだわりや郡山の未来について、加藤さ

      • 地域と若者の“よき隣人”として「実践教育を行う」調理学校【ザ・キッチン プラットフォーム】

        2022年4月、福島県唯一の調理専門学校である学校法人永和学園が、郡山市安積町に「THE KITCHEN PLATFORM(ザ・キッチン プラットフォーム)」をオープンさせた。コンセプトは「グッドネイバー(よき隣人)」。地域に根差しながら食の可能性を発掘するほか、未来の料理人育成にも力を入れている。目指すのは、食とビジネスの融合。THEが挑むチャレンジについて、鹿野正道校長にお話を伺った。 「THE KITCHEN PLATFOME」で深まる食の楽しみプロの料理人を夢見る人

        • 鯉はベンガル料理のカレーに合う!?“鯉係長”が仕掛ける前例なきPR【鯉のジョル】

          皆さんは、鯉を食べたことがあるだろうか? 鯉といえば地方のお祝い事や、高級店で出てくるイメージを持つ人も少なくないだろう。普段の食卓にはあまり馴染みのない食材だが、家庭でも食べやすく加工し、鯉食文化を復活させようと力を入れている地域がある。それが福島県郡山市だ。市役所内に「鯉係」という部署が新設され、鯉のPR活動を行うほどの力の入れようだ。なぜ郡山市が鯉を推すのだろうか。その理由を同市役所の“鯉係長”を務める小林宇志さんに伺った。 養殖鯉の生産量全国1位!かつての郡山市を

        • 固定された記事

        「何もないと言われた街だったけど……」病院跡地からはじまった明るいホテル「HIKE」【ローカルグッドの視座】

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        • 挑戦者が見つけた地域活性のヒント
          54本
        • ローカルグッドの視座
          1本
        • 地域に眠るソーシャルビジネス探検記
          2本
        • ファーストフォロワーとの出会い方
          4本
        • 調査結果
          24本
        • Research Report
          18本

        記事

          労働力不足ではなく「活躍機会不足」?就労困難者の雇用問題から見えてくる、社会課題への多様なアプローチ

          こんにちは!地域創生ラボ学生研究員の岡田です。 この連載では、社会課題をビジネスで解決する「ソーシャルビジネス」について、皆さんと一緒に「探検」していきます。 今回のテーマは「就労困難者の雇用問題」です。 ※「ソーシャルビジネスとは?」前回の記事は以下をからご覧ください! 「就労困難者」とは?深堀してみる!『一億総活躍』というフレーズが国から掲げられてから約10年が経過しましたが、日本の就労状況には「人手不足」と叫ばれるように厳しい課題が山積しています。その一方、社会に

          労働力不足ではなく「活躍機会不足」?就労困難者の雇用問題から見えてくる、社会課題への多様なアプローチ

          「デザインの意味は意匠+計画」熊本の地を勇気づけるデザイナー&元エンジニア

          国が「地方創生」を掲げ今年で10年。自治体の創意工夫の取り組みを国が後押しし、地方に「仕事をつくる」「人の流れをつくる」「結婚・出産・子育ての希望をかなえる」「魅力的な地域をつくる」に沿った施策をデジタルも活用して展開してきた。しかしながら、国全体の人口減や東京圏への一極集中の流れを変えるには至っておらず、地方はなお厳しい状況にある。「もう10年」なのか「まだ10年」なのか、地域創生ラボでは後者の姿勢をとり、辛抱強く地方の創生に邁進する開拓者を応援する。 「ファーストペンギ

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          人口減少にとらわれない地域との関わり方/『持続可能なまちプロジェクト』第2回座談会レポート

          2024年9月24日(火)、『持続可能なまちプロジェクト』2回目の座談会を開催しました。 (第1回目の座談会はこちら) 今回の座談会のテーマは「地域との新しい関わり方」。 “地域に住む人が減少しても持続する地域をつくるためには、住む・訪れる、に関係なく、その地域に価値を抱き、関わりたいと思う人を増やす”ことが大切ではないか?という考えのもとに設定したテーマです。 「何度も訪れたい・関わりたい地域の特徴」と「地域との新たな関わり方」について、2グループに分かれて話し合いまし

          人口減少にとらわれない地域との関わり方/『持続可能なまちプロジェクト』第2回座談会レポート

          【若者の地方に対する意識調査 2024】地方暮らしに憧れが5割、理由は「スローライフに魅力」「都会疲れ」 そのうち4人に1人が地方活性化のための活動に関与

          トラストバンク地域創生ラボは2024年11月1日、東京圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)に住む15歳~29歳の若者967名を対象に実施した「東京圏の若者の地方に対する意識調査 2024」の結果を発表しました。 方法:インターネット調査/期間:2024年9月19日~9月25日 対象:東京圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)に住む15歳~29歳、967人 ※ 特に断りがない場合、n=967で結果を表示 結果のポイント地方で暮らすことに憧れる若者は45.6%(「とても憧れ

          【若者の地方に対する意識調査 2024】地方暮らしに憧れが5割、理由は「スローライフに魅力」「都会疲れ」 そのうち4人に1人が地方活性化のための活動に関与

          「かわいい」から「売れる」九州地域を元気にするデザイン【濵田佳世】

          福岡を拠点にデザイナーとして活躍する濵田佳世さん。「かわいいデザインには課題を解決する力がある」という信念のもと、老舗洋菓子店『赤い風船』やサブカル的人気を誇るカレー店『ダメヤ』など多数の企業をサポートしてきた。濵田さんの仕事のヒストリーを追ってみると、九州の魅力あふれる企業のこともわかってくる。濵田さんの目を通して見えるデザインの世界やブランディングの面白さを伺った。 “かわいいもの好き少女”がデザイナーに幼いころから雑貨や小物、かわいいものが大好きだったという濵田さん。

          「かわいい」から「売れる」九州地域を元気にするデザイン【濵田佳世】

          「夕張市はメロンだけじゃない」学生が市と組んで魅力を発信【北海道CLASSプロジェクト】

          夕張メロンで広くその名を知られる北海道夕張市。この町では今、市内唯一の公立高である夕張高校の3年生が新たな地域活性化プログラムに取り組んでいる。生徒たちが自ら地域の課題を探究し、企業や自治体と連携して解決を目指すという「北海道CLASSプロジェクト」。それは一体どんなものなのか。夕張の町や、ここに住む人たちとどのように関わっているのか。当事者である生徒と、プロジェクト推進に関わる人たちに話を伺った。 国内唯一の財政再生団体となった夕張市まず、北海道夕張市について紹介しておこ

          「夕張市はメロンだけじゃない」学生が市と組んで魅力を発信【北海道CLASSプロジェクト】

          老舗酒蔵が木桶造り「自給自足の文化を後世へ繋ぐ」【仁井田本家】

          東日本大震災で大きな被害をうけた福島県。今もなお、県内を始め、さまざまな地域で復興活動が行われている。郡山市にある老舗酒蔵「仁井田(にいだ)本家」の蔵元と女将が先導する「福島木桶プロジェクト」もそのひとつだ。 「福島木桶プロジェクト」は、2020年に立ち上がった“福島の木を使って木桶を作る”という取り組みで、酒造りに使う酒桶をすべて自社有林から伐採した杉材を使用して作ろうというもの。酒造りの職人がなぜ木桶を作ろうとしたのだろうか?その想いを仁井田本家の18代目蔵元である仁井

          老舗酒蔵が木桶造り「自給自足の文化を後世へ繋ぐ」【仁井田本家】

          「規格外品『ハネモノ』を迎え入れる」新潟の旬の味を届けるスイーツ店【旬果甘味店ルコト】

          果物や野菜を育てる際に必ず発生する規格外品。大きさや形などが規格に合わず、”撥ねられる”ことから「ハネモノ」と呼ばれ、その量は収穫量の2〜3割におよぶと言われる。新潟市にある「旬果甘味店ルコト」は生産者からハネモノを適正価格で買い取り、新潟の旬の野菜や果物がもつ素材本来のおいしさを生かしてジャムや焼き菓子などをつくる。さらには製造過程の一次加工を福祉施設と連携して行うことで、障がいをもつ人たちの力も生かしている。農業、福祉、食の3者がつながって、無駄になっているものが生かされ

          「規格外品『ハネモノ』を迎え入れる」新潟の旬の味を届けるスイーツ店【旬果甘味店ルコト】

          「ありのままの田舎を売る」年間300組が訪れる人口830人の村【馬路村農協】

          生産者が農産物を出荷したり、農業資材を共同購入できたり。農業従事者にとっては身近な農協(農業協同組合)だが、それ以外の人にとっては身近な存在とは言いにくい。そんななか、全国的にも異例の農協が、高知県東部・馬路村にある。村の名産であるゆずを使って加工品を自ら製造・販売し、年商30億円を達成。過疎地域である村の人口は約830人、かつ高知市から車で1時間半という立地ながら事業を軌道に乗せ、村おこしの成功例としても称賛されている。こうした逆境をどう乗り越えてきたのか?馬路村農協で販売

          「ありのままの田舎を売る」年間300組が訪れる人口830人の村【馬路村農協】

          お茶もシングルオリジンの時代へ「作り手の思いに関心広がっている」【ビバ沢渡】

          高知の清流といえば、全国的に有名なのは四万十川。けれど、県内在住者や四国にあかるい人からすれば、仁淀川(によどがわ)も同等の存在だ。“仁淀ブルー”“奇跡の清流”とも呼ばれる水質は、国土交通省が発表する「水質が最も良好な河川」に過去10年で度々選ばれているほど。そんな清流の上流にある山間部で、戦国時代から茶栽培を行ってきたのが仁淀川町沢渡(さわたり)だ。かつては県内有数の生産量を誇るお茶どころであったが、1990年代以降、生産量は減少の一途へ。そこで茶畑の風景を残したい、との思

          お茶もシングルオリジンの時代へ「作り手の思いに関心広がっている」【ビバ沢渡】

          「覚悟を決めた子と楽しくやる」開業20年・カフェのこれから【カフェ 太陽ノ塔】

          大阪市北区、中崎町。古い民家を生かした個性豊かな店が立ち並ぶ、若者に人気のエリアだ。中崎町がまだ静かだった頃、いち早くカフェをオープンし、中崎町カルチャーの火付け役となったのが人気カフェ「太陽ノ塔」。現在はカフェや洋菓子店を含む7店舗を展開し、20名を超える女性社員とアルバイトが在籍する。 代表取締役の広畑典子さんが開業したのは24歳の頃。経営のかたわら結婚・出産、現在3児の母でもある。「仕事も家庭も全力で楽しみたいから独立した」と話す彼女は、どのように経営と向き合ってきた

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          「社会参加の入口としての映画」沖縄のコミュニティ映画館【シアタードーナツ】

          戦後、米軍基地の城下町として栄え、時には翻弄されてきたコザ(現・沖縄県沖縄市)。この街の中心部に佇むのが、小さな映画館「シアタードーナツ」だ。 親しみやすいネーミングやポップなロゴとは裏腹に、上映する作品の多くは社会課題をテーマにしたもの。そこには、オーナー・宮島真一さんの強い意志が込められている。 沖縄本島中部、米軍の嘉手納基地に隣接する沖縄市。かつての市名の名残で現在も「コザ」と呼ばれるこの街に、コミュニティ映画館「シアタードーナツ」はある。 那覇方面から路線バスに

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