#番外編 ノーザンホースパークマラソンと私たち
本題のノーザンホースパークマラソン(以下NHP)の振り返りの前に、このレースだけはしっかりと時間をかけて紹介したいと思う。
今年もエントリーが開始されているのでぜひ見てほしい。
http://www.nhp-marathon.com/
NHPとは
北海道新千歳空港からほど近い、ノーザンホースパークは「馬と触れ合える北海道のテーマパーク」である。
https://www.northern-horsepark.jp/
そのノーザンホースパークで5月第2日曜に開催されるノーザンホースパークマラソンは、競馬好きのみならずランナーにはたまらないイベントとなっている。
まず、コース。
7㎞トレイルの部は競走馬の調教コースであるダートコース、芝コース、ウッドチップの坂路コースなど普段はまず足を踏み入れられないエリアを走ることが出来る。
種目は7㎞トレイルとハーフマラソンの2種目あるが、7㎞+ハーフという混成種目もあり、その優勝者には一口馬主権が賞品としてプレゼントされる。
ちなみに各部門ごとの表彰もしっかりとあり、7㎞トレイルの優勝賞品も非常に豪華なものとなっている。
また、元有名競走馬が先導バイクの代わりとなり先導してくれるなど、他にはない非常に特徴的な大会となっている。
元々競馬好きだった高校の陸上部のOBメンバーで場産地巡り北海道旅行を計画し、2013年、このレースに出場。一緒に出た友人Kが7㎞トレイルの部で優勝したことを皮切りに、NHPと我々の熱い戦いが始まった。
ちなみに2013年に優勝した彼は、今までに5回の出走を数え、その後4回すべて4着を取るという意味不明な偉業を達成している。そして毎回泣いている。
私は仕事で海外に行っていたり、2017年はケガをして棄権したりと、なかなか走る縁がなかったのだが、ようやく2018年5月、私は2回目のNHP出走を迎えた。勝つための準備をし、100%勝ちに行くレースをして、そして1秒差で2着に負けた。
こんなに悔しいことがあるのか、と思う敗戦だった。
残り100mまで優勝者と並走し、ラストスプリントで負けた。
それ以外は完璧だったが、スプリントなら勝てると思っていた慢心が招いた敗戦だった。と、思っていた。
が、後から写真を見ると、優勝者の表情の余裕さがまるで違った。完敗だった。それが悔しくて、1年後のリベンジを決意し、頑張った。
先にネタバレのようになってしまうが、残念ながら翌年その優勝者と再戦することはなかった。それが唯一の心残りだが、NHPを勝てた、ということは自分の人生においてとても大きな1ページであることは間違いない。
31歳にもなってここまで本気になれることがあるというのは幸せなことだと思う。今年、北海道に飛ぶかどうかはまだわからないが、またいつか走ることになるだろう。ファンランかもしれないが、それでも北海道に飛ぶ価値のある、大好きなレースだ。
余談だが、「NHPメロン事件」というスベらない話があるのだがそれはまた別の機会に。
#NHP #ノーザンホースパークマラソン #ランニング #陸上競技 #駅伝
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?